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AIロボットコンテスト(トライアルイベント)の運営協力をしました!

みなさんこんにちは!kurikitチームです。

今回は、ロボコンでおなじみのNHKエンタープライズがトライアルイベントとして実施したAIロボットコンテストに運営協力いたしましたので、レポートします。

イベント概要

小中学生のためのAIロボットコンテスト」というテーマで、トライアルイベントとして実施されました。AIについて動画を視聴して知識を得る学習のほか、実際に自分で​紙コップと指定のロボットキットを用いてロボットを作ってエントリーする体験型のコンテストです。

イベントサイトはこちら


AIについて学習しよう

まずは、ディープラーニングという技術について、簡単な解説動画を見ながら勉強しました。
とてもわかりやすく解説されてますので、気張らずにご覧いただければと思います。


AIロボットを作ってみよう

続いて、実際にこれらの技術を応用したロボットの作り方を動画で学びます。主にこのフェーズでユカイ工学が技術協力しております。

具体的には、紙コップで簡単に製作できるロボットと、ディープラーニングの技術を組み合わせたロボットづくり・プログラミングを行います。

詳しくは下の動画で丁寧に解説されておりますので御覧ください。


キットについて詳細を解説

今回は、ユカイ工学が開発した「ココロキット+」キットを活用していただきました。

大会用のサンプルキットの内容物はこちら!
比較的シンプルな部品となっています。

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ココロキット+を用いると、「サーボモータ」と呼ばれる角度をコントロールするモータを手軽に動かすことができます。

一般的に理科の授業で勉強するDCモータは、ぐるぐると軸が回転するモータです。小学生ロボコンでもこちらのモータを採用していますが、このモータでロボットの首の関節の動きを作ろうと思うと少し工作が大変です。
そこで今回は、角度をコントロールできるタイプのモータを参加者のみなさんにご利用いただきました。

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ロボットの胴体と首は、紙コップを使って誰でも簡単に製作することができます。

まずは、ココロキット+を利用してロボットのハードウェアを製作します。いくつか社内で試作をしていたときのサンプル作例をご紹介します。

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表情ひとつでロボットの印象がだいぶ変わりますね。

サーボモータの取り付けも、腕の動きに応用したり、胴体自体を動かしたりすることで様々な動きを生み出すことができます。

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こんな感じにノートパソコンに取り付けてしまうこともできます。


プログラミング

ハードウェアが完成したら、そのロボットの動きをプログラミングしていきます。プログラミングは、Scratch3.0ベースのビジュアルプログラミングソフトを用いて行います。

ディープラーニングの部分については、Google社のTeachable Machineを利用させていただきました。また、製作したAIモデルをビジュアルプログラミングと連携させるためにビジュアルプログラミングの拡張機能であるTM2Scratchを利用させていただいています。
それぞれ素晴らしいツールと連携させていただくことで、今回の体験が成り立っています。各ツールの製作者の方々にお礼申し上げます。

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連携方法については、動画で詳しく解説していますので、ご覧いただければと思います。


コンテストの様子

応募いただいた小中学生の中から、選ばれた6名によるコンテストが実施されました。コンテストの様子は以下でご覧ください。

ロボットの形はさまざまで、子どもたちの柔軟な創造力がみえました。
また、解決したいと思った課題が身近な課題であったこともポイントだったかなと思います。


終わりに

想像を超えた壮大な作品が数多く登場して、とてもびっくりしました。

このような作品は自分で実際に作って形にすることが非常に大切だと思います。

ココロキット+を活用したロボットづくりは、おうちでも体験できますので、ぜひトライしてみていただければと思います。

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