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じわる!マッスルぴよ先生を作ってみよう!

こんにちは、ユカイ工学のkurikitチームです!

2020年6月より続いていた、女子美術大学 × ユカイ工学kurikit 『ユカイなロボット開発プロジェクト』

今回は制作作品の中から、『じわる!マッスルぴよ先生』のつくりかたをご紹介します!

工作レベル:★★★★★
制作時間:約40時間

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材料と道具

主に使うもの
ユカイな生きものロボットキット
ココロキット
・micro:bit ※ 教育向けマイコンボード
Scratch
・結束バンド
・はさみ
・カッター
・木工用ボンド
・瞬間接着剤
・針
・糸
外観をつくるときに使うもの
・スタイロフォーム ※ 断熱材
・発泡スチロールカッター
・ルーター ※ 金属などを削る工具(あれば)
・羊毛フェルト
 - 黄色と茶色は多めに。オレンジと薄茶は少量で大丈夫!
 - 黄色はアクレーヌ、そのほかは普通の羊毛フェルトです。
  アクレーヌは石鹸水でのフェルト化に向いていないですが、形が作りやすいです♪
  体はスタイロにはりつけ、石鹸水でフェルト化させるため羊毛フェルトが良いです
・ニードル
・フェルト用マット
・石鹸水
・ハマナカ プラスチックアイ 9mm
・チーク
パンツをつくるときに使うもの
・着なくなった洋服
 - ここでは赤色のニットを使っています。
・サランラップ
・油性マーカー
台をつくるときにつかうもの
・針金
・羊毛フェルト
 - 黒 、灰色
・黒 フェルト
・お好みの布
・スタイロフォーム
・重りとして使えそうなもの
・ガムテープ
micro:bitを包むものを作るときに使うもの
・ピンクのふわふわの生地
・マジックテープ
・わた
・マクラメロープ
・100均で売ってる手芸用のカラビナ


作り方

1. スタイロを削り、胴体、脚、腕を作ります。

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スケッチをして、トレーシングペーパーに写し、それを目安に発泡スチロールカッターやルーターで削り出していきます。

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胴体は中をくりぬき、空洞にして結束バンドが通るようにしています。
脚も少しくり抜いて、ユカイな生きものロボットキット付属のモーター先端が入るようにしています。

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胴体のバキバキ具合は、あとで羊毛フェルトをつけるときの目安になるので、若干でも良いので削っておくと良いです!


2. 削ったスタイロに羊毛フェルトを貼り付けます。
前半はスタイロにつけたい色の羊毛フェルトをくるりと巻いて、そのまま石鹸水に入れて軽く揉んだり擦ったりします。

※ 石鹸水は40度程度のお湯500mlに、食器洗い用洗剤5滴程度入れ、軽く混ぜます。

その後、タオルでやさしく水気を取って、乾かします。

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早く乾かしたい場合はドライヤー使うと便利です!
でも、ドライヤーをつよく当てすぎると羊毛フェルトがよれちゃうので注意です!

乾いたら、後半戦に入ります。
羊毛フェルト用ニードルで刺して形を整えていきます。

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出っ張りが足りない場所には、羊毛フェルトを薄くフェルト化させたものを切って乗せてニードルで刺していきます。
この手順でシックスパックを作ります。

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他の脚と腕も石鹸水で少し固めたあとに、ニードルで形を整えます。

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細かいですが、ニードルで足の指も作れます♪

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3. 頭を作ります。
頭と口はフェルトだけで作ります。
アクレーヌという素材を使います。(はやくフェルト化できるので便利です!)
アクレーヌを俵型にくるくるまるめて、ニードルで形を整えます。

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胴体とのバランスを考えながら、良い感じの俵型に丸めていきます。
(くちばし、眉毛、頭の毛も小さい俵型のような感じで作ります!)

その後、ニードルで刺して作ったもの同士をくっつけるのですが、くっつきづらかったら接着剤などでも全然OKです。

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目はハマナカ プラスチックアイ 9mmを使っています。
目打ちで目をつけたいところに少し穴を開けたら、糸を使って縫い付けます。

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頭と胴体の接合部分で見えなくなるので頭の下に玉止めをして目を固定します。

※ この時点で頭と胴体はくっつけてません!一番最後につけます。
※ 頭を作って、次の 手順4 で結束バンドを貫通させた後、腕と胴体をくっつけます。頭の毛も貫通させて固定して切った後つけてください!
これもまた、ニードルでも接着剤でも大丈夫です。


4. 結束バンドを頭に貫通させます。

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一度ユカイな生きものロボットキット付属モーターに結束バンドをつけて、実際にはめてみて(頭は置いているだけ)結束バンドの位置を確かめます。

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その後、少しかわいそうなのですがひよこの頭に目打ちで穴を開けます;;

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開けたら結束バンドを確かめた位置まで通し、入り口に木工用ボンドをつけてしっかりと固めます。


5. パンツを作ります。

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パンツを履かせたい位置にサランラップを巻いて、マーカーでパンツの形を書き、型紙をとります。
右側裏表1枚ずつ、左側裏表1枚ずつになるようにマーカーで書きます。
書けたらサランラップをはずして、書いた通りにハサミで切ります。
これで型紙を作れたら、布にあて、5mmくらい大きめに布を切ります。

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ウエスト部分と脚の付け根部分はほつれないように手芸用スティックのりで折って貼ります。
その後、半返し縫いで縫い合わせます。パンツが作れたら実際に履かせてみてサイズを確かめます。(サイズが多き場合は調整)

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良い感じのサイズになったら脚に履かせてにまつり縫いで縫い合わせます。胴体にも縫い合わせるのですが、3本目の結束バンドをつけるため、まだそのままにします。


6. 3本目の結束バンドをつけるため、ユカイな生きものロボットキット付属モーター横の白い棒を削り、真ん中移植します。

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白い棒はカッターで傷つけて、細いルーターで削りました。

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くっつけるときは、プラスチック用の強力な接着剤でつけてください!
最悪片方くっつかないことがあれば、片方だけ頑丈に固めれば大丈夫です。ついでに結束バンドも接着剤で固めておくと後でしっかり腹筋します。

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3本目の結束バンドは胴体内に収まるように長さを短く切ります。
その後、胴体とパンツをまつり縫いで縫い合わせます。
(写真に黄色の羊毛フェルトが付いてますが、気にしないで大丈夫です!
胴体を縫い合わせるとき必要かなと思ってつけたのですが、あんまり意味がありませんでした...)


7. 後で腹筋台を作るときに邪魔にならないように、導線を短くします。

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導線を切って短くします。
セロテープで貼り合わせるか、はんだ付けで固定した後ビニールテープで巻いて固定してください。


その後動きを確認して問題なければ頭と胴体を接着剤でくっつけてください♪
これで本体はほぼ完成です!


8. micro:bitを入れるハートの入れ物を作ります。

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micro:bitが入る大きさのハートの形を紙に書きます。
その大きさを目安に布を切ります。micro:bitが中に入るように、その分の布も切ります。
一度micro:bitを包んでみて、大きさを確認して切ります。(大体の感覚で大丈夫です◎)
そしたら半返し縫いで中部分を縫います。
中部分が縫えたら、マジックテープを一緒に縫い付けます。
マジックテープが縫えたら、ハートを縫います。

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全部縫う前に、少なめに綿をいれてmicro:bitが丁度入るくらいに調節します。
最後に綿を入れるために開けていた部分をまつり縫いをして完成です!

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首にかけられるようにするため、マクラメロープでかける部分を作ります。
実際にロープを首にかけて、自分の丁度良い長さで6本切ります。(私は110cmくらいで切りました!)

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その後、カラビナに巻きつけて三編みをします。
最後も巻きつけて、肩紐部分完成です!

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9. 腹筋台を作ります。

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ぴよ先生が丁度乗るくらいにスタイロを削ります。
電池が入る部分、導線が入る部分も削ります。
スタイロ同士は瞬間接着剤で付けました。

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カルトナージュの作り方を参考にして布を貼っていきます。
側面に布を貼ったら、重りを入れるためにスタイロを削ります。

※ 重りの形にそって下書きし、カッターで十字に何度も傷つけて剥がすと良い感じに削れます!
重りは100均で買いました。薄くて少し重めのもならなんでも大丈夫です◎
入れたらガムテープで固定します。
その後、表面に布を貼るために紙に貼り付けてから本体に貼ります。
※ この写真はチェック柄のままなのですが、表面の布は黒にすると腹筋台ぽくなります!

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次に腹筋台の足を抑えるための道具を針金に羊毛フェルトを巻きつけて作ります。
作れたら、台に針金を刺して、裏でガムテープで固定します。
裏面もカルトナージュの作り方を参考にして、紙に布を貼り付けてから本体に貼り付けるときれいに仕上がります♪

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これで腹筋台は完成です!


10. プログラミング
プログラミングはこのような感じです。

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腹筋30回が目標の設定にしています。

・5回
 - 「まだまだぴよ」
・10回
 - ゆっくりなBGM
 - 「いい調子ぴよ」
・20回
 - 少しテンポが良いBGM
 - 「もう少しぴよ」
・30回
 - テンポが早いBGM
 - パパーン!
 - 「よくできぴよ!」

明るいところだとあまり目立たないのですが、micro:bitの画面も徐々に明かりが強くなるように設定しています。
回数多くしたい場合は、腹筋の回数を変えるとお好みのレベルに調整できます!


11. 完成!

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ぴよ先生の完成です!早速隣に並んで一緒に腹筋しましょう!!!!!

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ぴよ先生と腹筋している様子

ぴよ先生と一緒にムキムキになろう〜!


❁ここまで読んでくださり、ありがとうございました❁

製作者:稲見百香(女子美術大学)


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