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コミュ障ASDの集団会話術
ASDにとって集団会話は無理ゲ―
コミュ種ASDは会話、とくに集団での会話が苦手です。
場違いな発言したり、聞いてもない話を一方的に喋りまくって周りを閉口させたり。
皆が「猫かわいい」の話で盛り上がってるとしよう。
でも自分は猫嫌い。
自分は猫嫌いだから素直に「自分は猫嫌い」と言います。場の空気が凍ります。自分への風当たりが悪くなります……
ぼくもそこまで猫好きじゃなくて、だから猫の話題で皆が興奮して盛り上がってても入っていけないし、内心「猫ってそんなにかわいいか?」と思ってる。
うっかり口をすべらせて「猫より爬虫類の方がかわいくないですか?」なんて言っちゃった日には…と考えると冷や汗もの。
ASDは興味ある話題しか話したがらず、なお好きな話や話したい話は一方的に喋りたおす……傾向があるので周りの閉口を買いがちです。
「自分は猫より断然爬虫類の方が好き!爬虫類ってかわいいんだよ、あまり懐かないけどそれもまたクールでかわいくて、初心者はまずこの種を飼った方がいいかも!飼育も簡単だし人にも馴染みやすいし、皆にも是非飼ってほしいからおすすめのショップ紹介するね!」な感じでダーッッて話しちゃう。
たぶん周りは「お、おう…」としか言ってくれない。
※もちろんASDの中にも会話が上手な人もいます。あくまでもぼく自身の参考例。
コメンテーターとして参加するな、司会者になれ
その凍った空気に「やっちまった」と青ざめるのを繰り返すうちに、あるポイントを考えつきました。
集団会話において大事なポイントは、
「司会者になる」事だと。
これは何も自分が主導権を握れを言う訳ではなく、
「いかにこの番組(=会話)を盛り上げるか」を意識する事で、周りに合わせた会話をする事ができるようになるからです。
今まではコメンテーターとして参加していたから、会話の中で自我が暴走していたんだと思う。
「自分の感想」を発言するのではなく、皆の会話のタネを拾ってそれを膨らませてさらに会話を盛り上げる、という事を意識すると、顰蹙を買わない好感度の高い会話ができるようになるかと思います。
「猫かわいい」で皆盛り上がってる
→皆は猫のかわいさについて語りたいんだな
→なら皆がもっと食いついて盛り上がってくれる為にはどういう話を提供したらベストだろう?
→「猫の萌えるポイントはどこ?」と聞くのがいいかも
→「皆のぬこの萌えポイント教えてー!!」
みたいに。
他にも、「猫飼ってる人挙手!」とか、「大好きな猫種ナンバー3をあげて!」とか、皆の「猫かわいい」をもっと盛り上げる話題を振ってみたり。
「司会者」として会話に参加する事で、「自分は自分は」と一方的に話してしまう癖を抑える事ができます。
参加するんだったら、やっぱり好感度高くいきたいよね
もちろん加わりたくない話題とか一切興味がもてない話題は無理に話す必要はないし、ぼくも興味ない話題は一切スルーしてます。
でもどうせ話に参加するんだったら、好感度高くいきたいよねって話。
会話というのは人間関係を潤滑にしてくれるコミュニケーション。
無理してやるものじゃないけど、必要な時にはしっかりとできるようになっとくと得!だと思います。
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