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2024年3月のダイヤ改正を迎えての愚痴 客を舐めてる民間企業

窓口混みすぎ問題

平日17時くらいに名古屋圏某駅でチケットの変更をするために切符売り場の窓口に行ったのですが、窓口1つしかなく相変わらずの大盛況ぶり(皮肉です)。4~5組くらい進んでさすがに呆れかえって私の前に並んでる人4人に声かけてみると、4人中3人が券売機で買える切符。1人は特別割引だったので仕方ない。ちなみに私の後ろも10人くらいの列ができていました。

こんなにも「ネットでお得」「券売機なら並ばずに買える」とPRされているのに、コスパ・タイパが言われる世の中なのに、並ぶコストをかけてでも窓口で買いたい人、時間指定とか乗り継ぎとかわからなそうだからとりあえず並んどく、みたいな人が多いということで絶望しました。

JR各社においては、この状況で窓口の極力廃止を不可逆なものにしているのはちょっとどうかと思います。

これは真剣な主張なのですが、窓口でしかできない手続き以外手数料を取ってください。

その手数料売上を原資に自動券売機とかWEBサービスの充実を図ってください。それでもなお並ぶ人が多くいるということは、そのサービスは求められているということ。

というより、なんで私が券売機の操作もできない人たちのせいで時間というコストを払わなければならないのか。少なくとも、そんな人たちより何十倍も利用して金を落としています。しかも、こちらは手数料払って変更(払い戻しだけど)してるんですが?

チケット発券・受け取りできない問題

これは本当にアホだと思うのですが、ネット予約で発券が必要なのに乗車駅で発券できないケース。これはJR九州の特急とか、会社跨ぐ新幹線とか、まさに北陸新幹線のえきねっと予約のことだよ(タッチで乗れるけども)。意味が分からない。その点、JR東海だけは直通する山陽新幹線・九州新幹線のどの駅でも発券できるので(できるはず)、効率化という意味で充実してるとは思いますね。認めたくないけど。

そこはスマホ画面車掌に見せるだけで乗れる欧州とかの列車とは違うけども。分割民営化でデジタル時代にシームレスなサービスを提供できなくする土壌を作ってしまったのが元凶ですが。時代も変われば会社の在り方も変えたほうがいいのでは?

地元を無視したダイヤ改悪問題

今回のダイヤ改正の目玉は勿論北陸新幹線延伸なのですが、良い意味でも悪い意味でも、上場JR各社が利益主義に鮮明に舵を切ったことが表れてる改正だったかと思います。いままで後ろ倒しにしてきた社会全体の歪みがコロナ禍を経て全部降りかかってきて、なりふり構わずやらないといけなくなったということでもありますが。

象徴的例が京葉線の快速廃止、露骨な特急への誘導問題。利用者数人のローカル線ならまだしも、1日数十万人が利用する路線の地元民をいかに蔑ろにしたか。沿線自治体総出で声を上げれば変えられるという前例ができたことはいいことだと思います。

通勤特化しなければならない都会の路線は人の数の割に定期利用者が多いし、最大本数にあわせた設備や人員を保持しなければいけないから儲からないというのはわかる。一方オフピーク割引はあまり効果がないと言われてるけど、当たり前で始業時間がズレるわけじゃないい、子供の保育園の時間が変わるわけでもない。だったら通勤定期の割引率を調整したらいい。強制的に勤務先に負担させることになるから、ラッシュ通勤するコストを社会全体で軽減させなければならない時代になっているということかと。

まとめ

上場会社なんだから当然という声をよく聞くのですが、客が選択したくなるサービスに値段をつけて利益を得るのが民間企業で、サービス改善せず、よもや改悪してるのに利益だけ追求するのははっきり違います。民間企業と高を括るなら、航空会社のような上級会員サービスを作って知識も金もない下々は時間コストをかけてもらって、よく利用する人がストレスなく乗れるようにしてくれたらいい。高速バスですら出発前後ラウンジ用意したりしてるのに。

少なくとも受益者が選べないものを民営化すると腐っていくことがはっきりわかるということです。

※画像はイメージです

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