北陸新幹線金沢-敦賀間開業初日に完乗 越前たけふ駅に降りてみたり
2024年3月16日、春のダイヤ改正に合わせて北陸新幹線の金沢-敦賀の延伸区間が開業しました。JR全線乗りますと言っているのでいつか乗ることは確定してたのだけど、たまたま予定的に開業当日に行くことになりました。ちなみに長野から金沢の区間が2015年開業。最近に感じてしまう。
2022年開業の西九州新幹線は思い入れがあるので1番列車に乗ることに労力を厭わなかったのですが、今回大都市圏が近いので人が多いことは容易に想像できたので、一番列車に乗ることは早々にあきらめてました。
今回の延伸開業区間は金沢駅から、小松駅、加賀温泉駅、芦原温泉駅、福井駅、越前たけふ駅、敦賀駅の区間で開業。この辺の解説はニュースとか専門サイトが詳しいので割愛しますが、今回はこの延伸で新幹線単独駅として新規開業した越前たけふ駅で途中下車することにしました。開業前に近くに行ったことあるのですが田んぼが広がってたところだっとのが、巨大な駅と道の駅が駅前に整備されていて、開業日でイベントもやっていてすごい人でした。アクセスが悪いので車で見物に来る人で渋滞も。
サンダーバードとしらさぎの主要停車駅と観光需要とりこみで詰め込んだということで、駅間が近め。金沢から長野よりは30kmに1駅くらい、金沢から敦賀方面は15~20kmに1駅ずつあるので新幹線の割に結構遅く感じたのは正しかった。東京駅から福井駅で直通できるようになったことが、東京対福井においては必ず乗り換えが必要で、30分くらい短縮できるようなったので便利になったとは思います。東京大阪でも北陸周りで5時間切るくらいなので、東海道新幹線が長期運休になるときに代替ルートにもギリ使えるレベルかと。ただ本数が段違いなので混雑が阿鼻叫喚になりそうですが。
一応、福井駅より南側は鯖江市鯖江駅と越前市武生駅が中規模都市で並んでいて、新幹線の場合は越前たけふ駅で集約されてしまったので、鯖江市にとってみると大阪圏や東京圏で「鯖江」の表示が一切見られなくなるので、悲痛なんだろうなと(金沢まで開業したときの魚津とか滑川とかと同じ感覚)。長野-金沢開業時にも言われてましたが、本来北陸は地理的にも歴史的にも関西圏なのですが、東京から1本で行けるようになって大阪からは乗り換えが必要となり心理的距離が広がったことで、特に富山はより顕著に関東圏化が進んでいるような感覚。福井はより関西色が強いので、敦賀駅をはさむことでどれだけ影響があるのか。
北陸を仕事でよくウロウロしていた感覚から言うと、みなが一様に大阪・名古屋に行きにくくなると感想を漏らしていました。北陸って関西発祥企業が工場とか拠点進出したり、繊維産業、樹脂・金属加工など自動車産業周りだったりが多い印象なので、行き先としては大阪・京都・名古屋なんだろうなと。
並行在来線と呼ばれる区間が県が出資する第三セクターに移管されることで、福井県の区間はハピラインふくいという名前になりました。キラキラネームは正直嫌いなのですが、今の時代逆に「北陸本線」の方がレトロでいいと思うんだけど。今回は新幹線で通過してしまったけど、今度ハピラインふくいも乗りたいし、えちぜん鉄道にも乗らなくてはならないので。JR北陸本線が直江津まで行っていた時代から乗りとおしは完了していますが。
イメージとして福井県区間は新幹線開業が1段階後ろだったので、JR西時代に車両も更新されてるし、ハピラインふくいになって増発でサービスはよくなる。対比として富山県のあいの風とやま鉄道は第三セクターになったのが1段昔なので、JR西から国鉄時代の車両が引き継がれてて、昔の雰囲気が残っているので私は好きです。
そんな北陸は過去何度も訪れています。