JR乗りつぶしの記録 2020/7/25 盛岡~角館~大曲~新庄~鳴子温泉~仙台

この日はまだひたすら乗りつぶしをするという発想に染まっていなかったので、観光しつつの移動だし、最後は仙台から新幹線だし余裕がある旅程。この旅をきっかけに本格的な乗りつぶしに興じることになる個人的な節目です。

田沢湖線 盛岡~角館~大曲

田沢湖線は盛岡から奥羽山脈をぶち抜き田沢湖から大曲へ至るローカル線、というわけでもなく盛岡で切り離された秋田新幹線のこまちはこの路線を経由して秋田駅まで走るので、山の中の単線ながら全線電化。秋田新幹線が1時間に1~2本運行されているのに対して、盛岡~大曲まで走る普通列車は1日3本しかない18きっぱー泣かせの路線。盛岡~雫石、大曲~角館は朝夕中心に区間列車がある。秋田新幹線として新幹線が乗り入れらるように、標準軌へ改造されたため、車両は専用の701系5000番台、色は紫ピンクで桐の花をイメージしたらしい。この始発はなんと4両編成、途中の赤渕で半分切り離しておそらく盛岡方面への折り返しに使うんだと思われる・

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途中角館観光。みちのくの小京都と呼ばれ、江戸時代に蘆名氏、佐竹北家によって京都を模して計画された城下町。武家屋敷群としだれ桜の町。あいにくの雨だししだれ桜の季節ではなかったけど、武家屋敷は立派な門構えに広い庭に雰囲気はありますね。ただ紛うことなき東北の田舎です。

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時間があったので角館から接続する秋田内陸縦貫鉄道を二駅先の西明寺駅まで折り返してみました。秋田内陸縦貫鉄道は国鉄の角館線・阿仁合線を引き継いだ第三セクター線。角館から北秋田市の奥羽本線鷹ノ巣駅を結んでいる。まぁまぁ気合の入ったローカル線。おどろおどろしいチコちゃんが出迎えてくれますね。

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奥羽本線 大曲~新庄

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角館駅で秋田新幹線のこまちの行き違いを見送り大曲へ。大曲は田沢湖線が奥羽本線にぶつかる駅。秋田新幹線は大曲駅から奥羽本線へ入り秋田駅へ向かう。奥羽本線の秋田駅~大曲駅は線路幅の違う新幹線とローカル線がそれぞれ単線で並走している。駅前に大きな花火玉があるのは花火大会が有名なので。

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大曲から奥羽本線を南下し新庄へ。大曲駅で一つだけ売っていた鶏めしをいただく。比内地鶏の産地だしね(※大舘駅の駅弁です)
奥羽本線の大曲~新庄は一番本数が少なくなる区間。途中の横手は北上線が接続することもあってそれなりだけど、横手~新庄が昼間は2時間に1本まで減る。

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陸羽東線 新庄~鳴子温泉~小牛田

新庄で3分ほどの乗り継ぎで陸羽東線へ。陸羽東線は山形新幹線の終点でもある新庄駅から東北本線の小牛田を結ぶ路線。名前の通り陸前と出羽を結び、新庄を境に小牛田方面が陸羽東線、余目・酒田方面が陸羽西線。あとで行く鳴子温泉を筆頭に、瀬見温泉、赤倉温泉、中山平温泉、川渡温泉と温泉駅が続くことと、松尾芭蕉の奥の細道にちなんで「奥の細道湯けむりライン」という欲張り愛称がついてる。

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車両はキハ110系、まぁ東北の非電化路線はこいつが席巻してるし、ポケモントレインもそうだけど改造されて各地で特別仕様のイベント列車として活躍してる。東京近郊でも八高線の高麗川以北はこいつ。

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鳴子温泉は鳴子峡にある東北でもかなりメジャーな温泉地。東北新幹線の古川から45分くらい。本数もローカル線にしては1時間に1本と多め。鳴子温泉駅前がすぐに温泉街なのでアクセスも良い。
共同浴場の滝の湯、200円とお安い。木造湯舟、白濁りの硫黄臭の強い酸性系。温泉街はこけしだらけで、こけしづくり体験とかできるみたい。

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鳴子温泉からは仙台行きの臨時快速湯けむり号で。18きっぷでも乗れる快速なのでかなり混んでました。

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本日の成果(新規乗車区間)

田沢湖線 盛岡~大曲 75.6km ※制覇
奥羽本線 大曲~新庄 98.4km ※あと新庄~羽前千歳
陸羽東線 新庄~小牛田 94.1km ※制覇
 




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