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苦しかった時の話をしようか 2


暑さが本格的になってきて熱中症対策に日焼け対策、汗対策と色々大変になってきましたね。
大変なこれからの季節ですが、夜の特有の雰囲気が好きです。何か切なさというか儚さがある感じはこの季節特有だと思ってます。

今回は桐蔭学園ラグビー部入部当初の話その2です。

お話しする悩みは2点目についてです。
前回1点目についてお話ししてるので読んでない方は是非。

1.通用していた事が通用しなくなる。

2.どうすれば良いかわからなくなる。

2.どうすれば良いかわからなくなる。


一年生のある日突然の通達がありました。
今日から*ファーストで練習ね。
*ファーストとはA.Bチームのこと。
現状で精一杯だった私には複雑な気持ちになる通達でした。
もちろん嬉しかったです。一年生の早い時期からファーストで練習が出来るなんて自分が成長するには最高の機会ですし、とても光栄な事でした。
しかし一方でとても不安でもありました。
現状で精一杯なのにこれから大丈夫なのか。
周りに迷惑をかけてしまわないか。
周りに「なんであいつが」と思われてしまわないか。
などネガティブが8割ポジティブが2割のような気持ちの状態でした。

そしてファーストの練習に入り始めました。
最初の方は記憶がないぐらいです。
それぐらい「周りに迷惑かけないように」とか「ミスしたらどうしよう」とか周りのレベルに「凄いな」とか思っていました。
先輩達が怖いからとか先生が理不尽だからとかではないんです。
ただ練習中からプレッシャーを自分で自分にかけていたからなんです。ファーストの練習始まってから練習が少し怖くなりました。
自分のせいで練習が滞って迷惑かけて嫌われたらどうしようとかそんな不安さえ芽生えました。
精神的にも肉体的にも追い込まれていた私はファーストで自分が通用している気がする訳もなく、
[どうすれば良いかがわからなくなる]
という状態に陥りました。
自分が経験してきたプレーの引き出しでは通用しない。
肉体的にもファーストのメンバーに比べたら全然物足りない。
スキルなんて圧倒的な差がある。
そんな状態でした。


ただ同期で同じ立場の選手がいました。
それが齋藤直人です。
直人もファーストで一緒に練習していました。
当時、直人とはお互いなんでも話しました。
毎日の練習の事やお互いのネガティブな気持ち。学校生活から私生活、恋愛までなんでも。
これに凄く救われました。
悩みを共有出来る人がいた事、自分の弱みを見せられる人がいた事が大きかったなと感じます。
あの時期は直人と支え合いながら生活していたような気がします。
「なんとか2人ともファーストに残りたいね。ここでラグビーをしていたいね。」
そんな話もしていました。
そして私はそのためにどうすれば良いか自分が出来る事を考えようと思いました。
この時どうすれば良いか考えた事が、今でも私の軸としてあります。
それは[どんな練習でもどんな状況でも自分の100%を出す]です。
コンタクトの練習もランメニューも常に全力で。誰よりも声を出す、基礎練習も全力で。
姿勢の部分では誰にも負けないという気持ちで挑んでました。
そこから少しずつ時間が経つにつれて練習に慣れていった事もあり気持ちに余裕が生まれてきたような気がしました。
追い込まれた状況だからこそ知れた部分があったと思います。
今となってはその当時の経験があって本当に良かったと思っています。
その時の苦しさがあるからこそ今の自分があると感じています。

いかがでしたでしょうか。
皆さんも過去に苦しい思いをしたからこそ今があるとか、その経験が活きたこととかありますか。
もちろん当時は辛いですよね。
周りの力を頼りながら是非乗り越えてみたら何か見えるかもしれません!
でも無理し過ぎはダメなのでダメそうだと思ったらすぐに逃げて下さい。
私でよければ相談にも乗るので気軽に話しかけて下さい。
次回は桐蔭学園一年時の花園の時の話になります。
是非また読んで下さい!

今回のおまけ写真です📸

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