番外編　小学3年生

ある日何気なく教室に入ると
何故か周りの空気が
おかしい
何かみんなに笑われているような
そんな気がした
あまり気にせずに
席に着くと
一瞬教室の空気が固まって
みんながチラチラ見ている
僕は気にしないようにしていたが
お尻に違和感があったので
一度立ってお尻を触った
すると
押しピンが手に当たった
ぼくは悟った
これをみんなは気にしていたのかと

僕の怒りは頂点に達したが
痛いそぶりなども何もせずに
またそのまま席に座った
そのまま授業を受けて
休み時間になった時に立ち上がって
押しピンを取って
なにごともなかったかのように
振る舞った
教室は少しざわついたが
気にしなかった

これも多分イジメのいっかんだろう
しかしいじめても面白くないと
思われたようで
その後は何もなかった

ある給食の時間
クラスでは周りの4人で机を向かい合わせにして食べる事になっていた
その時もいつもの様に机を合わせに
行きました
その時は周りが3人とも女の子でした
すると1人が机引っ付けたく無い
僕のことが汚いからと
大きな声で言われた
その声に合わせて他の2人が机を
僕の机から離した
周りがうっすら笑いながら見ている
一応僕も向かい合わせに向けていた
しかしそう言われたので
わかった別に机を向かい合わせで
食べたく無いから
と言って机の角度を変えて前を向いて
食べ始めた
すると先生が教室に入ってきた
クラスの状況がおかしいと気がついて
僕がおかしな方向で食べているのに気がついて
机を向かい合わせにしなさい
と言ってきたので
みんな僕と机を向かい合わせにしたく無いらしいです
と言ってそのまま食べていた
するとその言い出しっぺが僕にみんなで食べようよ
と言ってきた
僕はいやこのままで良いから
と言ってそのまま食べていた
すると泣きだしてごめんなさい
と言ってきたが
僕はもう良いからとそのままでいると
先生が謝っているのだから
許してあげて机を向かい合わせに
しなさいと言って来た
僕はこのままで良いですって言うと
先生が怒り出して
早く机を向かい合わせにしなさい
と大声で言い出した
仕方なく机を向かい合わせにしました
僕からすれば相手が先に嫌だと
言って来たのだからそこに合わせたのに何故怒られるのかわかりませんでした
今なら少しわかるが
その時は僕は惨めだったり腹が立ったりしたわけでもなかった
ただただどう言うことだってなっていた

この二つから僕が学んだ事は
虐められていると感じた瞬間から
イジメははじまる
思わなければイジメは起きない
泣いたり怒ったりすると
相手は調子に乗ってくる
そして自分の中でしっかりした
正義を決めておく事です
自分が正しいと思う事はする
正しくないと思う事はしない
他の人がどうこう言おうが
関係無い
自分が間違っていると思う事は
してはいけない
正しい事は貫けば良い
小学生でしたがそんな事を考えていました。