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たまにはタメ口を使わなくっちゃ
会社で年下の後輩と一緒に仕事をすることも多くなってきた。
なるべく打ち解けた雰囲気を作って共にフォローできる環境にしたいのだが。
ひとつ苦手なことが。
後輩や同僚にタメ口を喋るのが慣れない。どうしても「ですます」調になってしまう。
打ち解けた雰囲気でコミュニケーションとりたい時、堅苦しい語調が衝立になってしまうと感じる。時には年上が鷹揚な口調を使って気楽な雰囲気を出したい。
でも、苦手なものは苦手だ。
家が客商売していたこともあり、失礼ない言葉遣いを子供の頃から意識していた。後輩や同僚はけっして友達ではない。その意識が気楽な言葉遣いを遠慮させる。
私の悪い癖だ。「ちゃんとしなくちゃ」という意識が過剰である。
こだわりをなくすことで自分としても楽になるのかも?
ですます抜きにトライしてみる。
「◯◯なんですか?」を「◯◯なの?」に。
「◯◯じゃないですか」を「◯◯じゃん」に。
なんとなく語尾が頼りなくてドギマギする。
話している相手は、こちらがささやかな挑戦をしているなんてわからないだろう。なさけないやら、なんやらで。
結論。くだけた口調を使うと、やっぱりいい。
少なくともこちらからは、相手と目線を合わせられた気がする。
「言葉遣いをちゃんとしなくちゃ」から解き放たれるとまた違う世界が待っている。
ただ、全部をタメ口にするとそれはそれで馴れ馴れしい気がするので、メリハリをつけて。相手との距離感が大事。やっぱり日本語は難しいものだ。
……さて、夜は市販の「赤から鍋」のもとを使って辛口の鍋に。辛味噌鍋が名物の「赤から」は好きで、以前は店舗にもよくいった。唐辛子の刺激きいた辛味噌がお野菜や油揚げに染みてクセになるおいしさだ。
前に、赤からの店舗で10辛以上の期間限定「激辛鍋」を食べたことがある。意外にも、辛みが強いけどコクがあって食べ進めやすかった。
辛さは強烈だけど、その分はちみつなど甘味を加えてコクを出すことで、ただ辛いだけではなく旨味のバランスをとるのだという。
辛いものは好きだけど、ただ辛いだけだと食べづらい。
辛いのを活かすのは、意外にも甘味。
反対に甘いのを活かすのも辛みだったりする。
甘辛のバランスがとれた、いい大人になっていきたい。
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辛いだけじゃ食べられない 甘いだけじゃ食べても面白くない
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