見出し画像

”未来予測”は、実は経団連がしていたのではないか?という話。


2020年5月24日現在。
たくさんの有識者の方がwithコロナ with/afterコロナという未来予測をされています。すごく良いことを言っている人がたくさんいて、「うわぁ、すごい共感」「すごく勉強になる」なんて思ったりしています。
ちなみに4月半ばにとても共感したnoteはこちらです。

端的に言ってしまえば、コロナという事象により強制的に人の行動が変わったため、
・みんな色々気がついちゃったから「ムダ」は淘汰されていくよね。
という趣旨かなと思います。

一方、GWあたりからはwithコロナという定義が増え、
・人の気持ちなんてそんな簡単には変わらないよね。
・元には戻らないけど緩やかに変化はするかな。
という意見も多くでてきているように感じます。




さらに事前の未来予想

ここで注目したいのが、コロナ以前から、
「もっとこんな日本がよくないですか?」
と投げかけてくれていた存在がいたという事実です。
それは経団連(日本経済団体連合会)です。
みなさん、経団連のHPみたりします?この資料みたことあります?

スクリーンショット 2020-05-24 2.57.41

※ここから資料が見れます。DLできます↓ http://www.keidanren.or.jp/policy/2018/095_gaiyo.pdf


これがですね正直、「めちゃくちゃ良い資料」なんですよ。
でもたぶん、普通に生きてたら見ないですよね?(決めつけてすみません)
見てる人、日本人の1割もいないですよね?(想像ですみません)

注目したいのは、この資料自体は2018年11月に作成されているということ。
つまり、こっちの未来にみんなで向かったら幸せになれると思いませんか?
と、頭が良くて難しそうな人たち(と私が思っている経団連)が投げかけてくれているのです。そして、その内容がとてもいい! 

society5.0という定義をしていて
さまざまな制約から解放され、誰もが、いつでもどこでも、安心して、 自然と共生しながら、価値を生み出す社会を目指していく。
と言っています。

さまざまな制約から解放されるんですよ!
「こうしろ」がなくなり「こうしたい」が尊重されるんですよ!
という方向を示しています。
資料のP11にはこんな風にまとめられています↓

スクリーンショット 2020-05-24 3.14.27


(私の解釈で)要約すると↓

①もう縛られないでいろんな考え方・生き方(多様性)を尊重しようよ!

②いちぶの人が「既得権益」もってるのってよくないよね。
お金も仕事も情報も住むところも、どこかに集中させないで循環させてみんなで分けようよ!

そのときにさ、
まず: ③みんなの安心はテクノロジーをつかってつくろうね。
あと: ④地球に優しく、みんなで未来につなぐ責任はしっかり持とうね。

そんな感じかなと。

なんかすごく良くないですか?
私はもう全然なんでも協力します!一緒にそんな未来に向かいたいです!
っていう気持ちです。


もし、これが日本人みんなの
・共通認識(社会のベクトル)
・みんなで向かう目的地

って思えたら、みんなで一緒によい毎日、よい未来を共創していけそうじゃないですかね?


多様性が認められ、「既得権益」に縛られる人が減り、シンプルな共通意識がみんなで持てれば
・「じゃあ、どっちのほうが多様性を考慮しているかな」
・「どっちの働き方のほうがみんな活躍できそうかな?」
・「じゃあこのデジタル技術つかってみない?」
などの建設的な意見交換をして、みんなで構想できそうですよね。


ということで、
みんなでまず経団連のsociety5.0を読んで、

向かう方向を揃える

そこから向かう手段を増やしていく

そういう進め方はどうかと、今回なげかけてみたいと思いました。



最後に

実はGW頃から、私もご多分に漏れずwithコロナ with/afterコロナについて予測の意見を書きたいと思い、何度かnoteを書くトライをしてみました。
ですが、正直うまく書けなかったです。
なぜなら何を書いてもただの「予測」になってしまうから。
なので途中で思ったのです。「予測」じゃなく自分の意見や意志を書いて、これからを構想していくべきだと。

私は、人がそれぞれ大事にしているものを認めあう「多様性」が尊重しあえる世界を望みます。人を馬鹿にしたり、優位性を勝手に決めつけられたり、すべてが同じ尺度で他人から評価されない世界がいいなと思っています。(つまりsociety5.0に大賛成です)

そういうベクトルを示してくれている経団連はすごいと改めて思ったのですが、経団連という名前がとても固くてとっつきづらく、向こうからみんなに歩み寄っている感じがあまりしないので、
・もしかしたら、あまり世の中に伝わっていないのでは
・伝えるお役のひとりになれないかな
と思いまして、なんの影響力もない、いち個人ですが「文章」にすることで少しでも誰かの目に触れ、「そうかもな」というきっかけになることを望み今回はこのnoteを書いてみました。


最後まで読んでいただきありがとうございました。

※5月26日追記
society5.0の推進の中核になるDX(デジタル・トランスフォーメーション)に関しても、直近で経団連さんが資料公開していましたので、参考までにリンクを残しておきます。

https://www.keidanren.or.jp/policy/2020/038_gaiyo.pdf?fbclid=IwAR08d1l1QHm4ww4_u_4b5fvFn27En6Bxj5wMwTgBCaFwRnqJdXCSpB-lsD8

※今回のnoteは一般社団法人 日本経済団体連合会さんの資料を使用させていただいております。ご指摘などありましたら削除いたします。


よろしければサポートいただけるととても嬉しいです。