見出し画像

自分の言葉が通じない世界

私は台湾へ1ヶ月滞在したことがある。大学生のとき、国際交流というサークルに属していた。その顧問の教授に誘われていくことにしたのだった。正直な話、積極的に行きたいとは思っていなかった。

その留学の内容もふんわりとしたもので文化体験+英語の勉強という話だった。行く前から英語の勉強は毎日6時間くらいしていた。しかし、本格的に勉強する前はかなり英語が苦手だった。

留学に行った時、台湾の大学の教授が迎えにきてくれた。そこで不安になった。相手の言っている英語が5〜6割くらいしかわからなかったのだ。

その不安は的中した。次第に相手とコミュニケーションをとることが苦痛になってきたのだ。相手の言っていることもあまりわからない。そして、自分から話す時も英語力がないからうまく伝えられない。

気がついたら自由な時間はベッドで寝転んでいるようになった。飲み物は話すのが嫌なのでコンビニではなく、自販機で買うようになった。精神にかなりダメージがきていた。

そのときに自分の話す言葉が通じないことがこんなにも辛いことに気がついたのだった。それと同時に日本にいる外国人に優しくしようと思ったのだった。





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?