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Day392 「私を傷つけられる存在はこの世にひとりしかいない!」

5月末に開催した「グッドバイブス三昧の合宿」で、ペンションに着いた直後、私は身も心も凍りつくような体験をしました。

ビールケースを抱えてさっそうと階段を駆けのぼっていたとき、大の苦手のヘビに遭遇したのです。しかも、頭が三角のヤバいやつでした^^

「ギャー」と悲鳴をあげながら数段を転げ落ち、そのまま動けなくなってしまいました。

このとき、私はたしかに「自分は傷ついた」と感じました。その証拠に、体力も気力も急激に失われています。

けれども実際には、ヘビはただそこにいただけで、私に何もしていないのです。

そういえば攻撃のないコミュニケーションの第7章でも、同じような話を書きました。

「あらゆる言葉には、人を傷つける力はない」

職場で上司の怒鳴り声に心を痛めている人にとっては、とうてい受け入れられない見解だと思います。

それでも、あえて本の中でこう断言したのは、この認識こそが私たちの救いになるからです。

たとえば、カフェでリラックスしているときに、ホールのスタッフが「ガシャン!」とグラスを割ると「ドキッ」とします。

これも、ヘビを見て私が「ギャー」と叫ぶのも、上司の野太い声に「ビクッ」とするのも、すべて「身体の反応」によるものです。

残念ながら、私たちの意志とは関係なく、ほぼ自動的に起こるこの現象をコントロールすることはできません。

ただし、自分を驚かせた対象が何であれ「ドキッ」も「ビクッ」も、何もしなければ数分で収まっていきます。

ところが、私たちはこれを放っておけないのです。

なぜならば、自分の身体に不快な反応をもたらした相手に、何らかの責任を取らせたいと思ってしまうからです。

この瞬間、私たちの思考はフル回転で「怒っていいストーリー」を創作し始めます。

カフェの例なら、

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