虫食いりんご

思ったことを、淡々と。掃き溜め。

虫食いりんご

思ったことを、淡々と。掃き溜め。

最近の記事

嫌い

 私は洗い物が嫌いだ。おそらくはこの世界の全ての人間を母数としてもその大半は私と同じ感情を抱いているんじゃないかと思う。しかし私は洗い物が「嫌い」という人類の普遍的ともいえる感情にも「嫌いだけど好き」などどうしようもない雑種が存在しており、その中で私の嫌悪は相当純度が高い。まな板を洗わず食材の色が転移。ほぼ一週間シンクにフライパンを放置して白い浮遊物が発生。挙句には急須を用いてカビを培養する始末だ。この洗い物からの回避行動がもたらした被害は大きい。  この嫌いという感情はい

    • 寝る前

      人と会わず、話さず、ただただ一人で淡々と時間を過ぎていくのを感じ、気がつけば5月。 何も見えない先にただ愕然としていたが、その見えない先へ進むためにも今はそこへの道を舗装する時なのだろうか。

      • 3月16日

        フワフワのスフレチーズケーキのような 日差しに頬が包まれ 僕はほっと一息 にっこりをつくる

        • Mentally weak

          I’m unbelievably nervous. Not sure if I have a sense for driving.

          Random thoughts

          A person sitting near me is learning English (if it’s not English, it doesn’t matter. Anyway he is doing something productive). On the contrary, I’m texting. How Unproductive I Am. Just waiting for the lecture to get started without any ho

          Degitalised mind

          I was born in1997. I was a human. I was brought up by two adults. I turned to 22 last December. I am no longer human. I am dominated by human-made artifacts. I can’t control my daily life. Just one small piece of board is the absolut

          Random thoughts

          I was writing my random thought before this but I didn’t save it and it’s gone. I can’t explain this feeling. Something sad, hopeless. These days, I can’t help thinking my life has been self-destroying. Doing nothing productive, can’t set

          風が吹き荒れる 荒野に一軒のぼろい小屋 ただ一本の蝋燭が 小さな小さな火を抱えて立っている その体は自らの溶けた蝋が纏わり付き 不安定で 折れそうで 今にも死にそうなくらい苦しんでいる 風が吹くたびに その小さな火は揺れる 今にも消えそうな火 今度の風はいつ吹くのか その恐怖からか 蝋燭自身が震え 自身の火が揺れ 今にも消えそうな火

          捩れた世界 歪む私とあなたの顔 光が貫き噴き出る血 叫ぶあなたと私の魂 隠す仮面と皮を纏って 演じるピエロがほくそ笑む 空気が歪む お前が歪む あいつも歪む 死んで飛べないペガサスを 囚われの手が掴むことはなく 孤独の琥珀の中で泣き叫ぶ

          日々、薫

          黒褐色のドロップス クリスタルは要らないの ありのままを味わいたくて アロマな香りが踊りだす 私の中で踊りだす まるで空から落ちてくる 大宇宙からの流星 そのうち星屑になって フワフワ地に足をつく ライトからダークまで あなたが望むまま その欲を叶えてあげる いくつものプレートが交わり 1つに溶け込んで また新しい島 新しい鳥 新しい虫 初めて味わう物語 ある日はビターな気持ち またあるときにはサワーな気持ち あなたの望みを叶えてあげる 今日はどんなコーヒーかしら

          雪犬

          昨日会った雪だるま 今日も会えると思ってたら なんか見かけぬ犬がいる アナタはだぁれ? しばらく見ていて気がついた 犬でもなんでもなかったよ 雪だるまさんが解けただけ 角度が違うと姿も違う じっくり見つめてよかったよ ただの塊に話してた ぁぁ恥ずかしい

          雪の日

          寒い寒いと 重い甲羅を背負って歩く ふと横を見て あっ 雪だるまさんが 手を振っている 明日も会えるかな

          けものみち

          なーんにもない くさぼーぼー きがはえて あるけない こんなところにだれがつくった けものみち さいしょはなかった けものみち だれかがはじめて けものみち だれかがそのあとおいかけて だんだんできてく けものみち さいしょのけものは どんなきもちだったのかな たぶんなんにもおもってなさそう 「きのこはどこじゃ、はたけはどこじゃ」 どーせそんなことかんがえてたんだろう でもはじめてははじめて それでもけものはあるいていく ぼくはにんげんで よわむしで いつもふあんでちぢ

          見えるもの

          曇りガラスに指を触れ 見えない見えないと涙を流す 目に映るのは滲んだ光 どこの光かわからない 開ける事も割る事もできないこのガラス 今どうする事もできない 見えるのはただ光 そこで死ぬか ガラスが朽ち果てるまで待ち 待って待って死んでゆくのか

          静かな街のパブ 角っこの席に腰を下ろす ダブルウィスキーに溺れた氷 どんなに這い蹲っても上手くいかなかった 変に屈折した光 今日は疲れた 酒が回って目が滲む 歪む机、うねるグラス、波打つ人 私にしか見えないこの世界 #酒

          嘘つき

          あなたは何が言いたいの? あなたは何がしたいの? あなたは何を目指しているの? 私は私に嘘つきだ。 いつも笑っている。 みんなは言う 「楽しい人」「明るい人」「自分を持ってる」 「何事にも熱心」「やりたいことに真剣」 私は私にも周りにも嘘つきだ。 いつも「何とかなる」だなんて吐き気がする言葉を言っている。 嘘つきは泥棒の始まり。 私は自分から沢山のものを盗んできた。 あなたはこれで良いの? あなたはこれが欲しいの? あなたはこれがやりたいの? 泥棒はいつか償わな