やめること、つづけること、どっちがラク?
続けることより、やめることの方が簡単だと思います。
続けていくことはむずかしいです。
やめることと、つづけること、どっちが簡単かといえば、やめることだと思います。
三宅香帆さんの『それを読むたび思い出す』を読みました。
『ただ、本を好きでいつづけることのできているルートに、今のところなんとか辿り着けたことが、私の幸運だと思う。
社会人になるとわかる。なにかを好きでいつづけるのは意外と難しい。もちろん難なくやっていける人もいるけれど、意外と漫然と過ごしていると、ふとそれは手からこぼれ落ちていたりする。就活生の私が「頑張らないと本を好きでいつづけることはできないだろう」と思ったその直感は、あながち間違っていなかった、と思う。
風景は変わる。人も変わる。自分も変わっていくなかで、好きなものを手放さないことや、何か大切なものを握りしめておくことは、意外と、難しい。』
書くことは好きでした。
続けられると思っていました。
書くことを否定されて、つづけることができなくなりました。
そのときある作家さんの言葉に救われました。
今も続けていられるのはあのときの言葉があったからです。
あのとき、辻村深月さんに会えなかったら、私は今こうして書いていないです。
書くことが好ということがこうじて、本を2冊出版したけれど、出版した本は売れずに何年目かの発売日を今年も迎えました。
今年の発売日は、チョコレート作りのワークショップでお祝いしました。
本にするために、精一杯、バタコさんへの考察を書いたけれど、いまならもっと深化したことが書けるに違いない、と思います。
でも、いまだに文章は上達していないので、まだうまく書けないかもしれません。
書くことを続けられたらいいなと思います。
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