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ごはん鍋 その後

新年度が始まりましたね。
我が家は転勤に該当しなかったので、慣れ親しんだ場所で4月を迎えました。

いつどこに動くか楽しみですが、ゆったりと春を味わえる日々も嬉しいです。

桜は見れた。若葉も見れた。ツツジも見られるはず。田植えはどうかな??

最近新たに話すようになったおじさんがいるのですが
(今回も散歩中の挨拶から始まりました)

お庭に綺麗な桃の花がたくさん咲いているんです。

秋になると小さな桃がなって、それを埋めて少しずつ増やしてきたのだそう。

「秋になったらたくさん実が落ちるから、勝手に持って行ってよ。埋めたら3年で花が咲くから。」と温かい笑顔で話してくれました。

私を受け入れてもらえた気持ちが本当に嬉しかったと同時に、心の中で「秋までいるかな・・」と少し寂しくもありました。

今ここでの時間を精一杯楽しもうと思います。

ごはん鍋を今購入したのには、
「次の家に炊飯器を持ち越したくない。」という理由もありました。

もはやいつ動かなくなっても不思議ではなかった炊飯器。

辞令が出揃ったタイミングで
「そろそろ買おうかな。」と夫に伝えると、

「そうだね。今回は違ったけど今のうちに替えるものは替えておこう。」と同じ気持ちだとわかりました。

暮らしに馴染むか、炊飯器が手放し難く感じないかという懸念もあっと言う間に吹き飛ばされ、一度炊いた後にはそそくさと粗大ゴミ袋に炊飯器を入れていました。
数回で大体のコツを掴んでからは完全に日常に溶け込み、もう戻ることはないと感じています。

ちょっとした水加減や火にかける数秒、数十秒の違いで食感を変えられる面白さ、失敗や吹きこぼれることもなく炊き上がる鍋の凄さに感動しています。安定して簡単に炊ける完成形までにどれだけの試行錯誤があったのかと想像せずにはいられません。

火から下ろし、テーブルで蒸らす間に白い蒸気を吹き上げているごはん鍋の様子は、見ていてとても幸せな気持ちになります。
そしておまけで付いていた焼杉の鍋敷きに乗せると、熱で杉の香りも立って最高なんです。蒸らしている15分の間におかずを仕上げ、炊き上がりの美味しさと一緒に味わいます。

食事中鍋に手の平をそわせると、その温かさに湯たんぽとして抱いていたい気分にもなります(笑)

鍋に残ったごはん粒はお湯を少し(100~200mlもあれば十分) 注いで蓋をしておくと、蒸れて綺麗に取ることが出来ます。それをご飯の〆にお粥のようにいただくのも楽しみ。その後は水がお湯でさっと流し乾かすだけ。

そう言えばごはん鍋を注文した時
「もうご飯炊けなくなるな。」と夫が呟いたんです。
「そうか、お願いするの難しくなるかも・・ ま、いっか。」と思いました。

ですが最初にコツを掴んだのは夫の方。

使い始めは夫にタイムキーパーをお願いしながら一緒に炊いてみたんです。
次の日、私がお米を洗っていると
「今日(自分が)炊いてみようかな。」と興味を示してくれたのでお任せすることに。
夫の目には面白そう、やってみたいと映ったようです。

そうして数日炊いてもらっている間に、火加減、水加減、火にかける時間の"我が家のベスト"が導き出されました。

加熱中。静かにわずかな水分があがってくる↑これが泡立つこともありますが吹きこぼれません。

今日も今からお昼のために火にかけるところ。
カレーに炊きたての土鍋ご飯、最高です♡

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