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「北欧、暮らしの道具店」スマホアプリ公開から半年で約30万DL突破するまでの軌跡。

こんにちは、クラシコムのデザイナー遠藤です。クラシコムの「北欧、暮らしの道具店」アプリは、iOS版を2019年11月27日に、Android版を2020年4月2日にリリースしました。iOS版のリリースからおよそ半年がたった今、両OS合わせて累計およそ30万ほどダウンロードいただいています。

単純計算でいうと、月5万DLずつ積み上がっている感じに思えますが、そうではありません。このDL数にたどり着くには紆余曲折ありました。実際にはこういった推移になっております。(具体的な数値は除いています)

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今日はこの紆余曲折をまとめてみたいと思います。

思わぬ反響と効果に急遽始まったDL促進施策

「北欧、暮らしの道具店」はオープンから13年間Webでのみ展開してきました。ですから、今回アプリを開発するにあたっても、うまくいくかどうかはわからず、チームとしては「アプリを作ってみてダメだったら辞めよう」というくらいのスタンスで開発を開始しました。

しかし、リリースしてみるとたった3日で1.5万人のお客様にダウンロードいただき、AppStoreのTOP10にも入りました。そんなにも反響が大きいとは思わず会社全体で大喜び!商品購入率やアクティブ率も軒並み良い数字でした。その辺りの数字はこちらをご覧ください。

とはいえ、もともと「やってみよう」のスタンスだったので、本気でダウンロード数を伸ばすための施策はほぼ考えておらず、試行錯誤が始まります。

ひとまず広告を出してみる

黙っていてもダウンロード数は伸び悩むばかり。まずは「何もしないままダメなのは当たり前。マーケ施策を考えうるだけやってみよう。ダメだったら辞めればいい。」と自分のマインドセットを設定し、広告施策を始めました。

そして2020年1月からAppleSearchAdとGoogle広告を開始します。しかし広告にかけるべき適正価格も、計測ツールをどれを使ったら良いのかさえわからなかった当初は、結果はボチボチ…(というか今考えればかなりコスパよくない)といった感じでした。

Webドラマをアプリ限定で先行公開

「広告はもしかしたらうまくいかないのかもしれない…」と思い始めていた頃、ふと社内でおしゃべりをする中で「動画はぜひアプリで見てもらいたい。動画をアプリで先行公開できたら、もっとアプリを使ってもらえそうだよね。」というアイデアが生まれました。ちょうど当店のオリジナルドラマ「ひとりごとエプロン」が最終回を迎える良いタイミングだったので、試してみることに。

効果はバッチリ。通常の5倍ほどのDLをしてもらうことができました。「オリジナルコンテンツ熱い!」と息巻いていたのも束の間、現状、Webドラマの公開を頻発することはできませんし、その頃はまだAndroid版をリリースする前だったので、一部のお客様にとって見ることのできない期間が発生してしまったこともあり、普遍性のある施策ではないな…とまたモヤモヤ期突入です。

アプリ紹介動画を作成して広告配信

そしてやっぱりもう少し広告を見直してみるうちに、広告がうまくいかないのは広告についてよく知らないからではないか…と考えて、外部の代理店さんにサポートをお願いし始めたのが2月。iOSアプリをリリースしてから3ヶ月目のことです。

そのなかで、以前からいろんな媒体の担当の方にもお伺いしていた「動画広告はオススメです」の言葉を真摯に受け止めてみることにしました。(なかなか素直に受け入れられずすみません笑)。

そして「とりあえずやれるものは全部やり尽くしてダメなら辞める」の基本方針に従って、色んな媒体と色んなクリエイティブで試してみることにしました。この時の気持ちはブルドーザー…「とにかく押し進める!」です(ちょっといってることが訳わからない感じですみません。笑)。

では、どんな広告動画を作るのか。幸いなことに、弊社内には動画チームがいるので、すぐさま相談します。アプリを訴求ってどんなことを?からどんな風に?までを一緒に議論し、そのあとは動画チームがこんなに素敵な動画に仕上げてくれました!(上記動画)

そして、様々な媒体に動画広告として配信したところ......結果は、大当たりです!この広告動画を配信し始めた3月中旬からDLのペースは一気に加速します。

大切なのは、なぜアプリを使ってもらいたいか。

さて、ここまで来ると、「結局動画広告やったら良かった」という話ではないか…ということになります。その通りでもあるのですが、それと共に自分の中に湧いた思いがありました。

大切なのは、なぜアプリを使ってもらいたいか?だということです。
ずっと「アプリできました!アプリできました!」を壊れた機械のように言い続けてきた中で、動画を作った後、マインドセットが変わりました。「アプリの何がいいのか…、実は自分が一番考えてなかったのでは?」ということです。

動画では、お気に入り機能があるよ!というアプリならではの機能も伝えているのですが、大事なのはそこだけではありません。私たちが「北欧、暮らしの道具店」という場所をどのようにお客様にとらえて欲しいのか。それは「私たちのお店にきてくれたら、なんだかホッとできるし楽しめる。程よい距離感の街のお店や友達のような、そんな存在でありたい。」という想いです。

ECビジネス所以、商品はもちろんご購入いただいたら嬉しいし、売り上げも維持しないと存続できないので、それは大切なことではありますが、私たちの存在がお客様の日常の心の灯火…までいかなくても、アロマ?ディフューザー?くらいになったらいいなと思います。(例えが下手すぎてすみません。笑)この動画広告は、そういった思いを乗せることができたのでうまくいったのだと思います。

この成功体験は、マーケ担当をするものとしては「よしやった!たくさんアプリをDLしてもらった!」という気持ち以上に、大事な根底を忘れてはならぬ、と思った出来事でした。

DLいただくことがゴールではなく、DLいただいた後もアプリを楽しんで使ってもらえることがゴールです。目の前のゴールに目を眩ませていた自分を反省しつつ、これからも「北欧、暮らしの道具店」の良さを広告という形でもお客様に届けていければと思います。

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私も所属するクラシコムのテクノロジーグループでは、エンジニアの仲間を募集しています。紆余曲折しながらも、オリジナルの価値をコツコツ作り上げるエンジニアになりたい!という方がもしいらしたら、大歓迎です!ぜひ気軽にお声がけ下さい。




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