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保守的な地域でポジティブに生きるということ。

おはようございます。

昨日は風の強い1日でしたね。そんな中、宍道湖沿いの道を西へ向かい、斐川へ出かけてきました。

昨年12月に「荘原タウンミーティング」が開催され、くらしアトリエがコーディネーターを担当させていただきました。参加者の皆さんに荘原地区の魅力をピックアップしていただいたり、地域の方々が抱えている不安を見える化して、解決法を考えてみたり…。50名近くの方にお出かけいただき、とても有意義な時間を過ごせたと思います。

当日の様子はこちらからご覧いただけます。

タウンミーティングは「荘原地区の未来を考える」ことが主目的なので、1度開催して終わりというわけではありません。そこで昨日は荘原コミュニティセンターで「前回を踏まえて、次回はどんなミーティングを行うか」を打ち合わせに行きました。

前回のミーティングで「感情は3ステップ伝播するから、ここはいいところだ!荘原が好き!という気持ちを誰かに伝えていこう」というお話をさせていただいたのですが、参加者の皆さんの多くが実際に「こんな会があったよ」「こういう話を聞いた」というのをいろんな方にお話ししてくださったそうです。嬉しい限りです!

一方で、時間が経つとだんだんと日常に流され、地域を思う気持ちも忘れがちになる、という話もありました。だからこそ定期的・継続的に話し合いの機会を持つことが大切なんですね。

一般的に山陰地方は保守的な人が多いと言われていて、それは「閉鎖的」という言葉に言い換えることもできると思います。地域の縛りも強く、同調圧力や「監視文化」もすごく多いのを実感します。そういう息苦しさを、地域の悪いところとしてとらえ、「田舎は嫌だ」という人も多いでしょう。

でも、自分の住んでいる場所はやっぱり好きになりたい。じゃあどうしたらいいかと考えれば、「いいところ」を一つでも多く見つけ、それをシェアして広げていくしかないのです。ポジティブに生きる…言うのは簡単だけど、継続するのは難しい。だから、折に触れて集まって、確かめ合うことが大切なんだと思います。タウンミーティングはまさに、確かめ合いシェアし合う機会として存在していけばいいんじゃないかな。

昨日も話の中で出てきたのですが、自分の大切な人(家族や友だち)に「ここのお店おいしいよ」とか「ここ行ってみてごらん」と言われたら、心が動くでしょう。それと同じで、「ここって素敵な場所だね」「いいところが思ったよりたくさんあるよ」と伝えていく、その伝播が積み重なって、地域を明るくしていくんじゃないかと思うのです。住民自身がみんな、住んでいる場所を誇りに思い、魅力を語り合う。そんな街があったら素敵ですよね。

ネガティブなことを言い合ってつながるのは楽だけど、建設的じゃないし、未来志向じゃない。どうしたらこの地域が良くなるかを一生懸命考える、そんな話がお茶の時間に当たり前にできるようになればいいなあ、と昨日の話を聞いていて感じました。

帰り道、大きな虹が出ていました。

虹は美しいけれど、雨が降らなければ見ることはできません。「雨ばっかりでいやだなあ」とため息をつくのか、「虹が見られるかも!」とわくわくするのか。そんなちょっとした思考の転換が、人生を楽しくしてくれるんじゃないかと思います。

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