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「荷物が多いひと。」

週に1度の「時々、コラム。」、今日のテーマは「荷物が多いことについて」。

少し前のこと。事務所での仕事を終えて帰るときに、複数のカバンを手にしながらふと「荷物多いなあ…みんなこんな荷物持って電車とか乗って通勤してんの?」とつぶやいたのが始まりで、スタッフが私の帰り支度が終わったときの「荷物の写真」を撮影するようになりました。
「はい、今日の『荷物の多いひと』撮るよ〜」みたいな感じで。

何しろ、毎日通勤のたびに大荷物なのです。

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スタッフは、私がたくさんのカバンを持って右往左往しているのが面白いらしく、いつもげらげら笑って写真を撮ってくれるのですが(そういうスタッフも負けず劣らず荷物が多い)、ほんとに何で毎日こんなにたくさん持って来て、たくさん持って帰るんだろう、と思ってしまいます。

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で、試しに「荷物が多い人」で検索すると「荷物が多い人はモテない」「カバンが小さくなると仕事ができるようになる」「脱・荷物が多い女!」みたいな記事がどんどん出てくるのです。ちょっと私が思うのと違うぞ!


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荷物をたくさん持っているだけで「あの人整理整頓ができないのね」みたいに思われるのは心外です!

というわけで、自分自身の荷物…というかカバンについて、いま一度検証してみますね。

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1.パソコン用のカバン
ネットショップでも販売している「しまねのエコバッグ」をパソコンバッグにしています(ちょうどいい!)。これは仕事をする日には必ず持ち運んでいます。タブレットを入れることも。

2.実務用のカバン
書類を作成するためのいろんなもの(領収書とかお手紙セットとか)、名刺、現金、筆記用具そのほか、実務に必要なものが一式入っています。これはいつ何時も持ち歩いていて、ないと非常に困るもの。

3.お弁当用のカバン
お昼をまたぐ日にはお弁当を持って行くので、お弁当とお茶がいい感じに入るコットンバッグに入れて持って行きます。たまにおやつも入れたり。

4.いつものカバン
仕事じゃないときにも持ち歩いているお気に入りのバッグには、プライベートのいろいろ(財布、スマホ、アルコールの消毒シートやスプレーボトル、ハンカチ、エコバッグなど)を入れています。

…余談ですが先日、事務所から帰ってしばらくしてから、この「いつものカバン」を忘れてたことに気づき、びっくりしました…。スマホだけは持っていて、コンビニでキャッシュレス決済でお買い物をしたのですが、スマホ以外を忘れていることに帰ってからもしばらく気づきませんでした。あー、びっくり。
小学生の時、ランドセルを忘れて登校したことを久しぶりに思い出しました(母親が学校に持って来てくれて初めて気づいた)。
荷物が多すぎるから、ひとつくらい忘れてても気づかないんですよね…。

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基本的に、仕事をしに事務所に行くときにはこの4つのかばんはデフォルトで持っています。さすがにカバンが多すぎるな、と思い、最近ではこのうち2~3個を1つにまとめられる大きくて丈夫なプラスチック製のかごをカバンとして使っています。「畑で収穫した野菜を入れるのに良さそう!」と買ったかごが、意外なところで役に立っています…。

これに加えて随時増える荷物としては、

◎2リットルのミネラルウォーター(コーヒーを淹れる用)

◎宅配の荷物(ネットショップで注文があったときの発送用)

◎撮影用の食器や布などいろいろ

など。どれもけっこう重くてよろよろしています。

要は自宅から事務所に行くときも、事務所から帰るときも、常になんやかんや、いろいろ持ってる。でもね、どれもこれも、すべて必要なのです!

荷物が多くなる要因は、ひとえに「家でも事務所でも仕事をするから」および「家で仕事をするか事務所に行くかは明確に決まっていないから」だと言えます。

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デザイン業務でプリンターを使って仕事をする際や、物撮りの仕事で事務所を使うときは、「明日は事務所ね」と分かっているのですが、「家でも仕事できるけど、直接打ち合わせたほうがいいかなあ、うーん」という日とか、「今日は家で仕事をする予定だったけど、急きょ事務所に行かないといけなくなった」という日とか、雪が降ったから自宅でオンラインで仕事をする日とか、くらしアトリエの仕事はけっこう流動的というかその日次第、なところがあります。

少人数で活動していることもあって柔軟に対応できるのが強みでもあるので、基本的にどちらでも仕事ができるようにしておく必要があります。

パソコンなんて職場に置いといたら?という声も聞こえてきそうですが、確かにデータはクラウドに入っているから自宅のパソコンでも仕事はできますが、何というかモードが違うんですよね…。

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パソコンに対峙してキーボードに手を置いたときの感触とか、画面の感じとかが、「これは仕事用」「こっちはプライベート」という感じで、私の中で明確に違うのです。自宅のパソコンではnoteも書くことができません。したがって常に持ち歩くことになります。

実務用のかばんも、自宅に置きっぱなしだと事務所で困るし、事務所に置いていたら自宅で作業ができないことになります。「あ、あれ事務所にあったな…」と思っても、取りに行くのには40分かかる。なのでこれも常に持ち歩きです。

結局、常によろよろと荷物を両手に持ち歩くことになる。これは「小規模のNPO法人」だからこそのスタイルなのかもしれませんね。ひとりで何でもあれこれやる、どこでも仕事をする、というのが、荷物の量に反映されているのかも。

荷物について考えていてふと感じたのですが、事務所移転というのもひとつの要因かもしれません。以前の雲南市の事務所は「自分たちで管理する物件」だったため、荷物も比較的鷹揚に置いていましたが、今回の「オープンスペース.美南」さんはコワーキング利用。

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なるべくきちんと、迷惑のかからないように使いたい、というのもあり、「自分の持ち物はなるべく手に持って動く」というのに拍車がかかっている、というのもあるかも。

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加えて、島根は何といっても車社会。車がないと話になりません(まじで)。公共交通機関で通勤できる人はひと握りで、各家庭に2台、3台と車がある家も少なくないという環境です。
私自身も車で通勤しているからこそ、のこのスタイル。決して「整理できない人」ではない!ということを、繰り返し釈明させていただきます。

だから何なんだ、という感じではありますが、日々大きな荷物をあれこれ持ってうろうろしている私たち。

愚痴が出ることもありますが、大変なことを「面白いねえ」と笑いに変えていくのも自分たちのスタイルかな、とも思うので、ぶつぶつ言いながらも続けていこうと思います。

共感してくれる人がいたら、ちょっと嬉しいなと思うのですが、いかがでしょうか…。







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