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本日も「ゆるっとオープン」&「山の図書室」おすすめ本のご紹介。

おはようございます。

本日も「シマシマしまね」ゆるっとオープンしております。

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昨日も暑い中お越しいただきありがとうございました!

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雑貨たち、少しずつ少なくなってきてはおりますが、まだまだ見ごたえがあると思います。

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籐のかごたちは、それぞれ残りわずかとなっています。

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とらねこボンボンシリーズ、シリアルバー、豆乳クッキーなどのお菓子も残り少なくなりました。

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ものづくり作家・Rさん手作りの「ミニチュアプラント」は残り2つ。細長いプランタータイプと、かごタイプが1つずつです。屋内用の多肉植物が植わっています(本物です)。

連日暑いので、様子を見ながら水やりしてくださいね。


そして「山の図書室」も10時~15時オープンしています。

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今日はおすすめの本を1冊。

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「凛として灯る」荒井裕樹著 現代書館

6月21日に発売となったばかりの新刊です。荒井裕樹さんと言えば、以前「時々、コラム。」で綴った「まとまらない言葉を生きる」がとても良く、図書室の会員の方が借りられるたびに「この本すごくいいですよ…!」と圧をかけているのですが(笑)、新刊が出ると聞いて、さっそく読んでみました。

「まとまらない言葉を生きる」についてのコラムはこちら。

1974年4月に東京国立博物館で開催された「モナ・リザ展」。あまりにも有名なこの絵の公開初日に、一人の女性が赤いスプレー塗料を絵に向けて噴射しました。当時25歳だったその女性は、「女性解放」を掲げたウーマン・リブの運動家でした。そして、ポリオによって手足にまひが残る、「障がい者」でもありました―。

「モナ・リザ展」のことも、公開初日にそんな「事件」があったこともまったく知らなかったうえに、この本の主旨やあらすじも知らぬまま読み始めたので、まず最初にそんなことがあったのか!と驚き、そしてやはり「なぜそんなことを」という疑問が沸きました。でも、著者の荒井さんが彼女の人生をていねいにひもといてくださっていて、ドラマを観ているような、彼女の人生を目の前で見せてもらっているような気持ちで読み進めました。

モナ・リザにスプレーを噴射するに至ったストーリーはとてもシリアスで、救いがなく、正義と正義がぶつかるようなやりきれなさもあって、でもその時代の持つ熱みたいなのも伝わってきて、あっという間に読み終えました。

荒井さんの本を読むといつも「考えて」と言われているような気になります。立ち止まり、つぶさに拾って、考えてみよう、と誘われているような…。

まだ読み終えたばかりでもやもやしていますが、皆さんにもぜひ、この気持ちを共有してもらえたらと思います。

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こちらの本は「山の図書室」に置いておりますので、手に取ってみてくださいね(貸出中の場合はごめんなさい)。

また、過去のおすすめ本については下記のマガジンをご覧ください。


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