見出し画像

食育を考える取り組みも、新たな日常に向けて。

おはようございます。

ネットショップの「春の旅立ちセット」のご注文は、昨日で締め切りとさせていただきました。ご注文を頂いた皆さま、発送まで今しばらくお待ちください!

スパイスカレーキット、「春いろブレンドコーヒー(100g、200g)」については引き続きご注文を受け付けています。どうぞよろしくお願いいたします。


さて、先週のことですが、雲南市の「うんなん食育ネット」の会議に出席してきました。

写真-2021-03-12-14-10-48


雲南市の食育計画に沿って、今後どんな活動に焦点を当てていくかを中心に、来年度以降の計画を聞かせて頂き、意見交換を行いました。

この「うんなん食育ネット」の委員になって長いのですが、毎回会議のたびに議題に上がるのが「学校給食の地産地消」です。食育の大きな柱のひとつでもありますね。

令和元年、市内に6つあった給食センターのうち、4つが1つにまとめられたのですが、そこに「地産地消コーディネーター」という方が派遣されたことで、地元農家さんの野菜が給食に利用される割合が格段に上がった、という嬉しい報告がありました。

ちいさな個人の農家さんから農業生産法人さんまで、市内で農に携わる方々が子どもたちのために野菜を育て、出荷するというのはとても大切な取り組み。会議では農家の高齢化も課題としてあがっていましたが、「60代の方でも、若いね~、という感じです」とのことで、農業全体の課題でもあるのでしょうが、今後どうなっていくのか不安になりました。

雲南市では「お弁当の日」「雲南☆まいもんの日」など、学校での食育の取り組みが盛んに行われていて、毎回会議で報告をうかがうたびに、いいなあ、素敵だなあと思っています。
「雲南☆まいもんの日」には、市内の給食センターが統一レシピで地元素材をふんだんに取り入れた給食を作られているそうで、ホームページでもそのレシピが公開されています。

どのお料理もおいしそう。栄養バランスもいいので、皆さんも取り入れてみてはいかがでしょうか。


加えて今後は「新しい日常」に即した食育のあり方についても考えていく必要がある、というお話もありました。

コロナ禍で「みんなで集まってわいわい食べるごはんはおいしいね!」という当たり前のことができなくなり、「食べるって楽しいという気持ち」「豊かな食生活」をどう保持していくのか、言われてみれば確かに、考えていかなければいけないですね。

でも、この1年で「家族で食卓を囲むことが増えた」という方も多かったのではないかと思います。家庭での食に対する取り組みを考えるきっかけにもなりました。

それを思えば、今後、食育の軸をどこに置いていくのか、ということについても、法人として宿題をひとつもらったような気持ちになります。

そうそう、それから、委員の方から「子どもにレシピを教えようとしたら、今どきレシピなんてスマホを開けば山のように出てくるんだから、わざわざ教えてもらわなくてもいい」と言われてしょんぼりした、というような声もありました。

確かに!いろんなサイトでレシピを紹介しているため、便利と言えば便利、でも実際に作ろうと思ったら「どのレシピが正解なの?」と迷ってしまうこともありますよね。

個人的には、単に「作り方」を教えるのではなく、「なぜそういう作り方をするのか」「なぜこの行程が必要なのか」まで教えてくれるほうが、長い目で見ると料理の腕が上がる近道じゃないか、なんて思います。

でも、手軽にぱっと見えてくるレシピでとりあえず作ってみて、数をこなすうちに正解を自分で見つけていく…というのもいいかもしれませんね。いずれにしても、食べること・作ることが苦痛にならないような食を、これからも考えていきたいなあ、と思いました。

画像2

さて、今日は事務所で発送作業に向けた準備を行います。1日いい天気になりそうで嬉しい。皆さまもどうぞ、よい1週間をお過ごしくださいね。



サポートありがとうございます。とてもとても励みになります。 島根を中心としたNPO活動に活用させていただきます。島根での暮らしが、楽しく豊かなものになりますように。