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文化財の敷地内で、ゆっくり流れる時間を満喫。

おはようございます。

ぽかぽか陽気、と言ってもいいくらいのお天気だった週末の島根。久しぶりに庭仕事がはかどりました。皆さまいかがお過ごしでしたか?


さて、先週のことですが、久しぶりに奥出雲町まで出かけてきました。

松江はもちろん雪はまったく残っていなかったのですが、奥出雲に近づくにつれて少しずつ山の上が白くなっていきました。道沿いにも雪が残っている場所も。

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向こうに見えるのは「鯛ノ巣山(たいのすやま)」。稜線がカッコいい!

自分が奥出雲に持っているイメージを投影しているからなのか、風景から豊かさが伝わってきます。

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用事を済ませてから向かったのは「絲原記念館」の中にあるカフェ「茶房十五代」さん。

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以前、奥出雲町にお住まいのアクセサリー職人・Tutti.さんに「とーっても素敵なのでぜひ行ってみてください!!」と勧めていただいていたカフェです。ようやくうかがえました~!

Tutti.さんにご紹介いただくものは良きところばかりなので、うかがう前から期待に胸膨らませていたのですが、やっぱり素敵な場所でした…。

約400年の歴史をもつ絲原家。「たたら製鉄」の中枢であり、奥出雲の伝統文化が凝縮された場所ともいえます。島根にお住まいの方なら、「絲原家」「田部家」「櫻井家」という松江藩の鉄師御三家のひとつとして、ご存じの方も多いのではないでしょうか。私も結婚して島根に来た当初、「なんかすごい…!御三家!」と思った記憶があります。

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カフェは静けさの中に歴史の重みを感じる敷地の中にあり、重厚な建物の一角がお店になっているのですが、入ってみるととても明るい雰囲気で、格子窓から見えるお庭の緑がとても鮮やかで、でも派手ではなくて。

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落ち着ける雰囲気の中で、おいしいコーヒーとケーキをいただきました。

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コーヒーは松江市の「LITTLE COURT COFFEE」さんのものだそう。すっきりとした味わいでした。お菓子はシフォンケーキ、ガトーショコラがありましたよ。

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ケーキもとても美味しかった~!
オーナーさんが自ら探し求められたというカップが手触りがとっても良く、色合いも素敵だったので、思わず「どこのですか?」と聞いてしまいました…。

場所や食器など、ひとつひとつにきちんと理由があるのだなあ…こういうカフェがあると嬉しいなあ、良いお店に出会えたなあ…と満たされた気持ちになりました。(Tutti.さんありがとうございます!)
皆さんもお近くにお出かけの際は、絲原記念館ともどもお立ち寄りくださいね。
※雪などの影響で臨時休業されることもあるそうです。お出かけの際は、必ずホームページやInstagramなどでオープンをご確認ください。

遠方の方やなじみのない方にはこの微妙な違いが分からない…と言われるかもしれませんが、雲南と奥出雲、なんか違うんですよね。

流れる空気に余裕があるというか…。自分でもよく分からないけど、同じ田舎の風景なのに「別の場所に来た!」というわくわくした気持ちになります。

少しずつ暖かくなり、足を延ばせるようになってきました。今日はお天気はいまいちですが、西へ出かけてきます。皆さんも良い1日をお過ごしくださいね。

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先週の「時々、コラム」は、「いま、もう一度学べるとしたら。」というテーマで綴っています。皆さんもちょっと自分を振り返って、やりたかったこと、諦めたことを思い出してみませんか?


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