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時々、コラム。

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1週間に一度程度更新していきます。 島根で活動するNPO・くらしアトリエが考える「未来を見据えた暮らし方」。 明るく、時に凛として未来に向かい、素敵に歳を重ねられる島根でありたい… もっと読む
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#暮らし

無印良品、群言堂、ハグオーワー、天然生活…美的感覚の転換点はどこにあるのかを考えてみる

「これが美しい」「これにときめく」「こっちはそうでもない」といった、自分の中の美的感覚は、いったいどこからきているのでしょうか。 日頃一緒に仕事をしているスタッフの中でも、似ているとはいえ微妙に「これがいい!」というのは違うし、もっと言えば我が家の双子の娘は、それこそ生まれる前から18歳までずーっと同じ家で同じように育ってきたのに、好きなもの・嫌いなものは全然違う。不思議だなあ…と思います。 専門的なことは分からないのですが、自分の中で「美的感覚が変わった」とはっきり意識

ロマンを抱いたその先に。

今年から畑を始めた、と、以前コラムでもお伝えしました。 小さなスペースではありますが、「自分が食べたい野菜」を育てようと、ズッキーニ・さつまいも・パプリカ・ルッコラなどを少しずつ植えています。素人なので正解が分からず、ネットで検索してはおろおろしながら(失敗もありつつ)楽しんでるところです。 オットは私よりも野菜作りに関しては初心者なのですが、「根菜」を作ることが夢だそうで、さつまいもが順調に育っているのを見てホクホクしています(さつまいもは誰にでもできる野菜ナンバーワン

気分が上がるもの・下がるもの…暮らしの中の変なこだわり。

今日はちょっと趣向を変えて。 暮らしの中で、「これがあると気分が上がる!」というもの、皆さまお持ちではないでしょうか。 暮らしをテーマにしている私たち「くらしアトリエ」。スタッフそれぞれが、自分の暮らしを楽しむことをベースに活動しています。なので、こだわりのもの・こともたくさん。 今日はその中から、いつもnoteを書いている私の「気分が上がるもの・下がるもの」をご紹介します! はじめに、私の「暮らしの中で気分が下がるもの」を3つご紹介。 ◎お風呂掃除をするときの、あ

「素敵な人」の共通項を考えてみた。

くらしアトリエという活動を続けてきて、何が一番良かったかと聞かれたら、迷いなく「たくさんの素敵な人との出会い」だと答えます。 「素敵な人」というのは、雑誌に載ってるようなおしゃれな人とか、インテリアがかわいい家に住んでいるとかそういう意味ではなく、お話をしていて「ああああ、素敵!尊敬する!素晴らしい!」と感じ、「…この人に呆れられないように、頑張って仕事をしなければ。くらしアトリエと出会ってよかった、と思ってもらわなければ!!」と考えてしまうような人。 そんな私たち基準の

希少性を手放すな。

私が子どもの頃、教育は「みんな等しく同じ」ものであり、「みんなが同じように、同じ方向を向いて生きる」ことが良しとされていたように思います。 そこから「個性の時代」と言われ、ゆとり教育からの揺り戻しもあり、今は多様化の時代。いろんな考え方、いろんな生き方があってOK、という時代になりつつあります。 「人と違う何かを持っている人はそれだけでアドバンテージがある。例えば10人に1人の『何か』を持っているとか。それをどんどん積み重ねて掛け合わせていくと、100万人に1人の人になれ

やりたいからやる。当たり前だけど大切なこと。

おはようございます。 昨日は遠方からお客様が来られたのに、あいにくの雨…というか途中でどしゃ降り&雷も鳴り始め、最悪の空模様でした(涙)。 来られたお客さまは地域のブランド戦略などにど真ん中で関わっておられる方。とあるご縁があり、雲南の事務所まで車で来ていただいたのです。 シマシマしまねのこと、今年度私たちが考えていることについて、お話を聞いていただきました。 初対面で、お互いのことをあまり理解しないままにあれこれ説明をしたのにもかかわらず、的確なアドバイスをいただき

「お母さん」以外のポートフォリオいくつ持ってる?

人生におけるポートフォリオ、いくつ持っていますか? 「お母さん」以外のポートフォリオいくつ持ってますか? くらしアトリエのサイトを見てくださっている方は30〜40代の女性、とりわけお子さんを持つお母さんが多いので、その方達に向けての問いかけとなってしまうのですが。 ポートフォリオ(Portfolio)とはもともと、書類を運ぶケースのこと。 転じて、クリエイターが自らの作品集をまとめたものをポートフォリオと言ったりします。 つまり、仕事において自分をアピールするための

静かなる熱を持った人たちへ。

世の中には、よく目を凝らさないとそこにいるかどうかわからない人、というのが確かに存在しているのだ、ということを、活動を通して感じるようになりました。   いわゆる「地域づくり」的な活動をしていると、さまざまなジャンルの方に出会いますが、多くは何らかの意志を持って自ら行動している人たちです。いわば、「初めから見えている人」。 デザインのお仕事を介してお会いする人たちも、SNSでつながっている方も、皆さん初めからどこにいるかちゃんと見えている人たちです。   でも、活動を続け