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時々、コラム。

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1週間に一度程度更新していきます。 島根で活動するNPO・くらしアトリエが考える「未来を見据えた暮らし方」。 明るく、時に凛として未来に向かい、素敵に歳を重ねられる島根でありたい…
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#出雲

あったらいいな、と思っていたプレイリスト、作りました。

前から「あったらいいな」と思っていたもの。 それは、イベントの時などに流す、さりげない島根の風景と良い雰囲気のBGMの動画。 島根のことを日頃からPRしている私たち。 もっと目や耳にすっと入ってくるような…ザ・島根!的な写真のPR動画もいいけれど、島根のどこにでもあるような風景の中でお茶をしているとか、自分たちのお気に入りの風景とか…そんな、心地よい風景のBGM動画が欲しいなと思っていたのです。 ほかの方がそんな動画を「いいな」と思っていただけるのか、需要があるのか分か

「え、ドーラ年下?!」の衝撃から思うこと。

最近、スタッフで盛り上がった話題のひとつが、「天空の城ラピュタ」のドーラが50歳、と聞いてびっくりしたというもの。 50歳という年齢に、というよりも、「え、ドーラ年下なの?」という事実(?)に驚愕したのです。 世間の思う50歳ってあんな感じなのか?そういえば、自分も幼い頃は「50代=おばあちゃん」だと思ってたな…それが今まさに自分がいる年齢だと思うと、信じられない気持ちになります。 宮崎駿氏も若い頃は「50歳=おばあちゃん」だと思ってたんだろうな、と思ってアニメを制作さ

自分の中の言葉を積み重ねていく。その先に、未来の自分が待っている。

「韓国には、【水面が太陽や月の光を受けてキラキラと光る様子をあらわす単語】がある」という話を聞きました。 そう言われてみると、日本にはそれに見合うぴったりの単語がないことにあらためて気づき、調べてみると「윤슬(ユンスル)」という単語がそれにあたる、とのこと。 数日後、仕事で松江市美保関町の半島の端っこのほうまで向かったその帰り道、穏やかな海を見ていたら不意にそのことを思い出して、同乗していたスタッフに「あの水面のキラキラって、日本には見合う単語がないけど、韓国にはあれその

災い転じて麹が旨いという話。〜麹定食作ってみました。

今日の「時々、コラム。」は、くらしアトリエの代表を務める私のズボラさが、思わぬ良い結果につながった話、について。 過去のコラムや記事などで、「代表=雑でズボラ」という構図はさんざん綴ってきているのですが、今回もそのエピソードが出来事の根源にあります。 それは、今年の2月のことでした。 毎年、冬に自らの手で味噌づくりを行ってきた私は、「今年もやるかぁ…」という低めのテンションで大豆と塩を注文しました。「味噌づくり」という行為自体は好きなのですが、やるぞ!と決めるまでがけっこ

私はまだ頑張れる。〜愛おしい重い鍋の行方

今からもう20年以上前、結婚のタイミングで「ル・クルーゼ」の大きなオーバル鍋を買いました。 オレンジ色に惹かれ、当時はまだネットショップなどもなかったので、米子市の「ティズクレイ」さんに取り寄せをお願いし、到着するまでわくわくした気持ちで過ごしたのを覚えています。 なぜ「ル・クルーゼ」だったのか、今となってはもう覚えていないのですが、おそらく当時読んでいた雑誌などでおすすめされていたのだと思います。 当時は百貨店や一部の雑貨屋さんなどにしか売っていなくて、実際に見てその

島根の美しい風景をただ礼賛したい。きれいな海を背景に、列車が行ったり来たりする動画もあります。

島根の魅力を語るとき、まず「美しい風景」というのを挙げることが多いです。賛同していただける方も多いのでは、と思いますが、いかがでしょうか。 海もあって山もあって、島もある島根は、そこかしこに「きれい!」「絶景!」という風景が当たり前に転がっています。それが、本当にすごい! 先日、お盆の真っ最中に浜田市三隅町に出かけてきたのですが (そのときの記事はこちら)、野山嶽のひまわり畑を楽しんだ後、「道の駅ゆうひパーク三隅」に立ち寄りました。 実は、ここも目的地のひとつだったの

"ていねいな暮らし"の呪縛からの解放、からの、結果「ていねいな暮らし」

この夏、何度目かの「ぬか漬け」デビューを果たしました! 毎日きれいな色の野菜をぬか床から出してカットして、ごはんと一緒においしく頂いています。ぬか漬けライフ、とっても楽しい! ぬか漬けには今までも挑戦したことが何度かあったのですが、ことごとく失敗していました。 変な匂いがしたり、うまく漬からなかったり、「これが正解なのか?ぬか漬けってこんな味だっけ…?おいしくないけど…」みたいなのができたり…。 失敗のたびに結構な量のぬか床を捨てなければならず、匂いとかもあいまってす

好き、が溢れる世界。〜推しが推しを連れてきた!

イベント「好きな人の好きなものは好き」の開催から1週間が経とうとしているのですが、なんだかまだ、イベントが続いているような気がするぞ?と、不思議な気持ちの中にいるスタッフたち。 お客さまも、そして、協力してくださった作り手の皆さまもにもイベントの余韻が残っているようで、楽しい後日談がいろいろ聴こえてきます。 今日のコラムはそんなお話を。 毎回、イベントを開催するとそれぞれに反響がありますが、今回は特に、なんというか…じわじわと温かな波がやってくる、という感じで、とても興味

好きな人の好きなものを聞いたら散財しちゃって、結果、暮らしが豊かになった話。

ここ数週間で気がついたら、かなりの散財をしておりました……。 急にどうした、と思われるかもしれませんが、来週23日から始まるイベント「好きな人の好きなものは好き」のありがたい弊害(?)が、散財に繋がっている、というお話です。 このイベント、タイトルを聞いただけだと「なんのこと?」みたいな感じでよく分からないのですが、趣旨を説明すると皆さん「面白そう!」と興味を示してくださいます。 私たち(=くらしアトリエスタッフ)が常日頃「素敵だな」と思っている方に、「好きなものを教え

「プライスレスな収入」という価値を作る。「嬉しかった」を積み重ねた2023年度のこと。

今日は「お金では計れない収入についての報告」なるものを行うことにしました、というお話です。 私たちくらしアトリエはNPO法人で、通常、年に1度の定期総会が義務付けられています。 今年度も、その総会に向けて準備を進めているところ。その中で感じていることを、今日はコラムとして綴ってみようと思います。 総会では活動計算の報告を行うのですが(企業で言うところの決算報告)、これとともに、「お金では計れない収入についての報告」も行おう、ということになりました。 もちろん法人として