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時々、コラム。

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1週間に一度程度更新していきます。 島根で活動するNPO・くらしアトリエが考える「未来を見据えた暮らし方」。 明るく、時に凛として未来に向かい、素敵に歳を重ねられる島根でありたい… もっと読む
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2020年7月の記事一覧

夏読書〜お盆休みにいかがですか?エア「山の図書室」の本棚から。

今週の「時々、コラム」は久しぶりのおすすめ本紹介です。 学校が夏休みに入ったり、お盆休みがあったりと、時間ができる時期でもあります。空いた時間に本でも読みたいな…という方へ向けて、気軽に読める小説やルポルタージュを中心にご紹介します。 ◆「ノースライト」(著者:横山秀夫 新潮社) 個人的にミステリー系の作家の中では一番好きな横山秀夫さんの小説です。一級建築士の主人公が、自分が手がけた新築の家に実は依頼主が住んでおらず、入居した形跡もない…ということを知り、そこにあった一

真剣に頑張ることに貪欲であれ ~「スラムダンク」が教えてくれたこと。

今日の「時々、コラム」はnoteのお題企画から、「#マンガ感想文」で記事を書こうと思います。 …とはいえ、自分自身特別マンガが好き、というわけではなく、家にあるマンガも数えるほどなのですが、その中から、みんな大好き「SLAM DUNK(スラムダンク)」の感想文を、ネタバレしすぎない程度に書いてみようと思います。 「スラムダンク」は言わずと知れた、井上雄彦さんによる高校バスケ漫画です。湘北高校という高校のバスケット部に個性的な面々が集まり、神奈川県大会からインターハイへと歩

「小さな不快」の行き先、どうしてますか。

人と関わる仕事をしていると誰しもが経験することかもしれませんが。 自分たちの中で、しょんぼりすることベスト?ワースト?3に入るのが、「ぞんざいに扱われること」です。 くらしアトリエは地域デザイン事業としてデザイン業務を行っていますが、それはあくまでもNPO活動の一環であり、「地域で頑張る人をデザインというツールで応援したい」という気持ちで取り組んでいるもので、それはそれは熱意と誇りを持っているわけですが、たまに「NPOなんでしょ、安くしてよ」的なことを言われたり(NPO法

「考える」を積み重ねたら。

今回の「時々コラム」は真面目バージョンで「考えること」「表現すること」について綴ってみたいと思います。 歴史が変わろうとしている、まさに転換点とも言えるこの時代。いろいろなところで、いま大切なのは「問いを立てる力」だ、と言われています。 先日配信された「WEEKLY OCHIAI」の中でも、解答を探す力ではなく、問いを立てる力がこれからは必要だ、という議論がなされていました。 答えがすでに用意されている社会。 たいていのことはスマホが教えてくれる。 そんな時代だから