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インテリアコーディネーターが伝授|居心地のいい空間にするには<照明編(その1)>

こんにちは!
「片付け下手さんが、片付け上手に変わる」
方法をお伝えしている、整理収納専門のアスです^^


今回は、初心者の方に向けて照明の基本的な種類や役割などをお伝えします。1回目と2回目に分けて伝授しますので、お楽しみに♪

お部屋が片付いた時に、インテリアが気になりだす方は結構多いです。
中でも「照明をおしゃれにしたい」と思われる方もおられるでしょう。

そのような方に、役立つ情報をお届けします。
教えてくださるのは、弊社のコンシェルジュ岩間夏美さん。
岩間さんは、整理収納アドバイザー1級資格の他にインテリアコーディネーターや福祉住環境コーディネーター3級の資格をお持ちです。

岩間夏美さん

照明の基本的なところから、種類などもお伝えしますので参考になると嬉しいです!それではご覧ください^^



<片づけたお部屋を素敵にする照明について>

インテリアとしてお部屋の雰囲気つくりに欠かせないアイテムと言えば照明。初心者の方向けですので少し基礎からお伝えいたします。


1、照明の役割


まずは、照明の役割について。
照明の役割はカンタンに言うと、以下の 2 つだと私は思います。

●明るくして生活をしやすくする
●明かりの雰囲気を楽しむ

この 2 つの役割のどちらに重きをおくか
また使いわけるかで、照明の器具の種類と光の色がきまり ます。


2、照明器具の種類



①ペンダント
②シーリングライト
③フロアスタンド
④テーブルスタンド
⑤スポットライト

他にも、ダウンライトやブラケットライトなどもありますが、住宅の設計段階でプランされていて消費者側が選ぶことは少ないため、今回は身近な下記の 3 つに照明器具に話をしぼりたいと思います。

●シーリングライト
●ペンダント
●フロアスタンド・テーブルライト

それでは、それぞれの特徴を伝えますね。

<シーリングライトとは>


天井に直についているタイプの照明。
日本では、蛍光灯の普及とともにこのシーリングライトが広がりました。

なぜ広がったかというと、ひとつには、高温多湿な日本の気候に蛍光灯の白っぽい光が合っていたこと。
資源が乏しい日本では、白熱電球により省エネな蛍光灯が好まれたからだそうです。

以来、特有の白い均一な光で部屋の隅々まで明るくするシーリングライトは日本の家の「主照明」と なりました。
現在は、ほとんどがLED電球になりましたが薄くてスッキリとした形のものが多いで す。

リモコンで光の色、明るさを変えたり、スピーカーを搭載したり、スマホで時間予約でオンオフ、最近はまるで家電製品のような多機能なシーリングライトもありますね。

<ペンダントライトとは>


ペンダントとは、天井から吊り下げられた形状の照明です。
シーリングライトは広い範囲を照らすのに比べて、狭い範囲を照らします。

白熱灯の温かみのある光でダイニングテーブルの上に設置すると、食卓の料理が美味しく見えて団らんのひと時を豊かにしてくれます。
シーリングライトのように 「主照明」に使われますが、やや暗いためスタンドなどの補助照明 とセットで使われることも多いです。

ペンダントライトは、ファッションにおけるアクセサリーのペンダントのようにインテリアのポイントとなりますのでデザインがお気に入りのものを選ぶことが大事かと思います。

<フロアスタンド・テーブルライトとは>


フロアスタンドライトとは、床に置くタイプの器具で部屋のコーナーやソファの脇においたり、明るくしたい箇所を補う「補助照明」として使われます。

日本では、広く均一に部屋を照らすシーリングが中心でしたが、最近は海外のように「一室多灯照明」というペンダントとフロアスタンドやテーブルスタンドなどの複数の照明を組み合わせて部屋の雰囲気づくりをするのも流行ってきています。

明るさが欲しい時に点灯し、不要な時は消灯できるある意味、無駄がない省エネな照明手法だと思います。
そしてフロアスタンド・テーブルライトペンダントのようにインテリアのポイントとなりますのでデザインがお気に入りのものを選ぶことが大事かと思います。

3、電球の種類


電球には、簡単にいうと白熱灯・蛍光灯・LED 電球とありますが、新規で照明器具を買う場合は、ほとんどが LED 電球となりました。

電球のみの購入は可能ですが、白熱灯・蛍光灯はメーカーでも生産終了となってきています。

LED 電球は、他と比べて圧倒的に寿命が長く消費電力が低いため現状、白熱灯であってもLED 電球に交換することをお勧めします。

光の色

電球の光の色ですが、これも LED 電球に話をしぼります。
LED 電球には以下の 4 種類の色があり、光の特徴と適した場所は、以下となります。

<電球色>
・オレンジがかった温かみのある光
・リビング・寝室などのくつろぎ空間

<昼白色>
・昼間の自然光に近い白い光
・キッチン・洗面台

<昼光色>
・青みがかったさわやかな光色
・読書・勉強・仕事など効率を求める空間

<温白色>
・近年人気が出てきている、電球色と昼白色の中間の色
・温かみがあり、さわやか光
・どんな空間にも合わせやすい

照明器具によっては、これらの光の色を 1 台の器具で調整する「調色機能」がついている ものがあります。


4、部屋の大きさと必要な明るさ


照明器具のスタイルとともに大事なのは明るさです。
照明器具の明るさは、今まではワット数(W)で表示されてきましたが、LED 電球の普及とともに光束=ルーメン(lm)で表示されるようなりました。

部屋の広さにあった明るさを知りたい場合は1 畳あたり 400lm以上と言われので 400lm×畳数で計算するか、日本照明工業会が公開する「LED シーリングライトの適用畳数の表示基準」を参考に、照明器具に表記されているlm数の合計がご自身の部屋の畳数にあっているかを目安となります。

※照明器具にlm数が表記されてない場合は、使われる電球のlm数を目安にします。

適用畳数の表示基準
4.5 畳:2,200lm~3,199lm
6 畳:2,700lm~3,699lm
8 畳:3,300lm~4,299lm
10 畳:3,900lm~4,899lm
12 畳:4,500lm~5,499lm
14 畳:5,100lm~6,099 未満

日本照明工業会ガイド A121:2023 に基づく

これは、あくまでも目安です!!

照明器具には電球がカバーに覆われているもの、むき出しのもの、カバーの素材がガラス布で同じルーメン数でも明るさが違います。
照明器具だけでなく、部屋の壁紙の色でも明るさが変わってきます。
これが実は、照明の明るさ選びの難しさでもあります!

当然、年齢によっても明るさの感じ方は違います。
そして・・・好みもあります。
でも、迷ったら、明るめのものを選んでおきましょう。

明るすぎると感じたら、電球の明るさを下げたものに交換するといいです。
また、暗いと思ったらスタンドなどの補助照明で、明るさが欲しいところを補えは大丈夫です。


5、まとめ

いかがでしたでしょうか。
今回は、初心者向けに照明の種類や役割などをお伝えしました。

おしゃれな空間にするために照明に凝るのもいいと思いますが
まずは部屋が整っているのかをチェックしてみてください。

想像している空間になるお部屋でしたら、そのままお気に入りの照明を選んでください。

もし、「想像しているお部屋にならないな」
と感じた方は整理収納から始めてみてはいかがでしょうか。

お部屋を整理することで、驚くほど居心地の良い空間になりますよ♪
一人で整理収納ができない方は、お気軽にお問い合わせください^^

アスは、ご家庭からオフィスまで暮らしのあらゆる困ったを解決いたします。(ご相談はお気軽に)


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