"暮らしのリズム"的できごと

先人が培った暮らしの知恵を通じて日々の暮らしを楽しむ【暮らしのリズム】のnote。主宰する友田 聡が、"暮らしのリズム"的できごと、主催するイベントのことなどを書いています。

"暮らしのリズム"的できごと

先人が培った暮らしの知恵を通じて日々の暮らしを楽しむ【暮らしのリズム】のnote。主宰する友田 聡が、"暮らしのリズム"的できごと、主催するイベントのことなどを書いています。

    最近の記事

    「手前味噌」みんなで仕込んじゃいました

    桜は満開、春爛漫の4月6日土曜日。"暮らしのリズム"主催【手前味噌仕込みの会】を開催しました。2006年の春分の日にスタートし、毎年開催して10回。渋谷の居酒屋「ニュー信州」で2015年までやってきましたが、店舗の移転により中断し、今回は4年ぶりの開催となりました。 会場は江戸川区の施設「グリーンパレス」の調理講習室。調理テーブルが7台もあって業務用のコンロや大鍋といった備品も充実しています。今回は1人あたり2kgの仕込み味噌で15人分。参加者のご家族も一緒に総勢21人で仕

      • 4年ぶりに【手前味噌仕込みの会】やります

        2006年から10年間毎年渋谷の居酒屋「ニュー信州」で開催していた食のワークショップ【手前味噌仕込みの会】が、店舗移転に伴って2015年を最後に開催中断を余儀なくされていました。これまでに参加してくださっていた方から「ぜひ再開してほしい」という声を偶然にも同じ時期にいくつか頂戴し、会場を変えて4月6日(水)に江戸川区の施設「グリーンパレス」調理講習室でやってみようということになりました。受付開始は3月6日(水)です。 この会は、前夜から水に浸した大豆を煮て、麹と塩を混ぜて、

        • ご来場感謝!立川談修独演【渋谷川酒場寄席〜立冬の会】

          旧十月十二日。三日後には二十四節気の【小雪】に入ります。 昨晩は、渋谷のLi-Poにて「Li-PO」「地酒屋ニュー信州」「暮らしのリズム」共催による【渋谷川酒場寄席〜立冬の会】を立川談修師匠の独演で開催いたしました。たくさんのご来場をいただきありがとうございました。 談修師匠は前身の【居酒屋寄席】から数えて11回目の出演。これまでに出演していただいた数多くの落語家の中で最多となりました。とても愛着を感じてこの会に出演いただいています。最近では、演じ手が少なかったりなかなか

          • 五節句ラストの旧重陽〜菊は菊でも…

            旧九月九日。五節句の最後を飾る旧暦「重陽」です。涼しさから肌寒さを感じ始めるこの頃。日中の時間はますます短くなって「秋の陽のつるべ落とし」とはまさに今頃の風情と言っていいでしょう。旧暦の九日なので今宵は上弦の半月。4日後は十三夜ということになります。重陽はこうした深まる秋の装いにベストマッチです。 やっぱり五節句は旧暦で味わいましょう。 重陽は、中国の易では陽の数である奇数の極み「九」が二つ重なることからとてもおめでたい日とされていたそうです。日本に伝わったのは平安時代の

            立川談修独演【渋谷川酒場寄席】11/18(日) にやります

            旧八朔(八月一日)。この雨を境に秋の装いが深まってゆくといいますがさてどうでしょう。暑いのはまた来年にということで。 さて、師走の慌ただしさが襲ってくる前。11月18日の日曜日、長い宵の口を楽しむ【渋谷川酒場寄席〜立冬の会】を開催します。出演は、この会の第1回に登場いただいた立川談修師匠です。古典落語を大切にじっくり聞かせる師匠の高座をたっぷりとお楽しみいただきたいと思います。 落語のあとは、地酒屋ニュー信州が提供する晩秋から初冬の味覚と銘酒を味わう宴もご用意しております。

            ご来場感謝!【渋谷川酒場寄席〜立川志の八 祝 真打 昇進の会】

            旧五月五日。旧暦端午の節句です。「五節句は旧暦で」を合言葉に活動していますが、梅雨の真っ只中らしい空模様。青々とした菖蒲の葉にアクセントとなる可憐な花。端午の節句らしい風情となっています。和菓子屋さんに柏餅はもうありませんが、今宵はぜひ粽や笹だんごで邪気を祓いましょう。 つかの間の青空が広がった日曜日、渋谷のLi-Poにて【渋谷川酒場寄席〜立川志の八 祝 真打昇進の会】を開催しました。たくさんのお運びに感謝しております。皆さんのお陰で、志の八さんの真打昇進を祝うムードも

            6/17【渋谷川酒場寄席〜祝!立川志の八真打昇進の会】

            旧二月二十六日。更新がすっかり滞ってしまいました。 そして、こちらも久しぶりの開催【渋谷川酒場寄席】をやります。出演は2017年11月1日付けで真打に昇進を果たした立川志の輔一門の二番弟子、立川志の八の独演会です。題して『祝!立川志の八真打昇進の会』。開催日は6月17日(日)。梅雨真っ只中ではありますが夏至に近い頃、ゆっくりと暮れてゆく夏の夕べと宵の口をごゆっくりお楽しみ下さい。 "暮らしのリズム"presents 【渋谷川酒場寄席〜立川志の八 祝!真打昇進の会】 出演:立

            嵐の中ご来場に感謝【渋谷川酒場寄席〜晩秋の会】

            旧九月十一日。月曜日は台風一過、というのがこの秋の恒例になってしまいました。今日の風は"木枯らし一号"。昨年より10日も早いそうです。一歩ずつ冬が近づいてきていました。 昨夜は台風22号が接近する中、渋谷のLi-Poにて【渋谷川酒場寄席〜晩秋の会】を開催しました。夕方は風雨が激しくなり始める頃でしたが、ご予約頂いていた皆様全員が開演時間までにお越し下さり、無事開催することができました。ご来場まことにありがとうございます。 出演は立川こはるさんと立川志の太郎さん。こはるさん

            神奈川の名醸「川西屋酒造店」の美味し過ぎる試飲会

            旧九月四日。台風一過の青空の下、二十四節気では【霜降】に入りました。   つゆが陰気に結ばれて、 霜となりて降るゆえなり   『暦便覧』天明八年(1788年) 秋の長雨続きで空を見上げることもありませんでしたが、背景が青くなれば木の花にも目が届きます。十月桜がちらほらと花を開きいつの間にか季節は進んでいることに気づきました。 台風接近の日曜日、神奈川県の秦野にある酒屋さん片倉商店で開催された『秋の利き酒会with川西屋酒造店』に行ってきまし

            10/29【渋谷川酒場寄席〜晩秋の会】立川こはる・立川志の太郎で開催

            旧六月十日。迷走台風の動きな気になるこの頃。今日から8月になりますが、日暮れは少しずつ早くなり、どことなく夏の終わりも感じられるようになってきました。一週間後はもう立秋です。 さて、次回【渋谷川酒場寄席〜晩秋の会】の開催が決定しましたのでお知らせします。出演は、立川談春門下一番弟子にして立川流初の女流落語家、立川こはると、立川志の輔門下六番弟子の立川志の太郎というフレッシュな顔ぶれです。開催日は10月29日(日)。晩秋の風情が漂い始める頃、噺に笑い、銘酒と秋の実りをごゆっく

            ご来場感謝!【渋谷川酒場寄席〜暑気払いの会】

            旧六月三日。二十四節気では昨日【大暑】に入りました。まさに夏のピーク。水瓶が心配ですが、夏を謳歌しつつ暑さに負けぬよう元気に参りましょう。 昨夜は、【渋谷川酒場寄席〜暑気払いの会】(出演:立川志の八、立川志の春)を開催しました。蒸し暑い陽気の中、たくさんの皆様にお運びいただきましたことを感謝いたします。ありがとうございました。 志の八さん、志の春さんが揃って出演されるのは、前身の【居酒屋寄席】を通じて4回目。立川志の輔一門で前座修行を共にした兄弟弟子の息はピッタリと合い、

            ご来場感謝!【渋谷川酒場寄席〜五月雨 五月晴れの会】

            旧五月二十五日。夏の極み【夏至】は明後日。一日が長く感じられるこの頃です。 昨夜は、渋谷のLi-Poにて【渋谷川酒場寄席〜五月雨 五月晴れの会】を開催しました。いっぱいのお客様にお運び頂き、御礼申し上げます。 梅雨の真っ只中、ということでどっちに転んでもいいように、会のネーミングをしましたが"五月雨の会"になりました。立川小談志師匠と立川吉幸さんは、普段からお二人で会をやられたり、地方公演を行ったりするなど、息の合ったコンビです。 まずは、吉幸さんの一席。こざかしいくそ

            梅雨時のお楽しみ

            旧五月二十一日。梅雨入りしましたが、今のところは空梅雨なんでしょうか?おかげで夏至が近く長い陽を楽しむことができています。 さあ、この時期だけ出回る日本のスパイスを見逃してはいけません。「実山椒」です。「山椒は小粒でもピリリとからい」ということわざのごとく、侮れない存在。八百屋さんで新鮮そうな実山椒を見つけたら迷わず買いましょう。 わたしはこんな感じで下ごしらえして保存してます。 パックから出した実山椒は枝付きのままじゃぶじゃぶと水洗いしましょう。たっぷりのお湯

            旧暦端午の節句です

            旧五月五日。今日は五節句の一つ【端午】です。やはり、五節句は旧暦で味わいたいものです。 (丹沢・鍋割山稜の新緑) 古来、中国で薬草を用いて邪気を払った風習が平安時代に日本に伝わった端午の行事。気温・湿度が共に上昇してゆきいよいよ梅雨入りも近いこの頃、よもぎ、柏の葉、菖蒲、笹などの野草を用いて、梅雨時の雑菌繁殖を抑える効果を狙ったのでしょう。 (丹沢・塔ノ岳付近のトウゴクミツバツツジと表尾根) 下町によく見られる中国・台湾食材を扱うお店で は、端午節に向けて手作りの粽が

            7/23【渋谷川酒場寄席~暑気払いの会】立川志の八・立川志の春兄弟会で開催

            旧四月二十八日。二十四節気では【小満】に入り、淡い新緑が深く厚い緑へと変わってきました。 さて、6月18日開催の【渋谷川酒場寄席~五月雨 五月晴れの会】(出演:立川小談志・立川吉幸)に続いて、第4弾の開催が決まりましたので、お知らせいたします。出演は、立川志の輔一門の二ツ目、立川志の八と立川志の春による兄弟会となります。開催日は、梅雨も開け猛暑が到来しているであろう7月23日(日)。噺に笑い、銘酒と季節の味覚をお楽しみ頂き"暑気払い"と参りましょう。 "暮らしのリズム"p

            五月雨 五月晴れって?

            旧四月二十四日。二十四節気では【立夏】から二日後に【小満】へ。 万物盈満すれば草木枝葉繁る 『暦便覧』(天明八年 1788年)より 淡くフレッシュな木々の若葉は、いつの間にか色濃くなり、日中は木陰にいる方が心地良く感じられるようになってきました。 さて、この季節にテレビなどの天気予報で、「今日は五月晴れになるでしょう」とか「この週末は五月晴れに恵まれそうです」といった表現を聞きます。五月は旧暦五月の呼称なので、五月晴れとは梅雨の合間の晴天のことでは?と、NHKのWE