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世界の気温上昇を1.5度に抑えるには?わたしたち個人の「暮らし」のカーボンフットプリントから考える。

フィンランドからMoi!
1.5度に抑えるため、低炭素型ライフスタイルに暮らしを整えていく必要があります。その背景と、初めの一歩にできる行動をご紹介します。

インドのライフスタイル・カーボンフットプリントを目指せ!


指標になるのは、なんとインド!
日本とフィンランドの平均ライフスタイル・カーボンフットプリント(一般家庭の最終消費によるカーボンフットプリント)を2050年までに日本で現在の80%以上、フィンランドで90%以上削減しないといけません。

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インドの一人当たりカーボンフットプリントがが2.0 tCO2e(2017)。インドでさえ、2050年までに半分に削減しなければなりません。

すなわち、日本とフィンランドは2050年までにインドの平均的なライフスタイル・カーボンフットプリント(2017)以下を目指さないと、世界の気温上昇1.5℃に抑えれない

大きな数字ですが、少しずつ暮らしを整えることで達成できます!


わたしのカーボンフットプリント(2020):フィンランド平均の半分!


ちなみにわたしのカーボンフットプリントは、フィンランド平均の半分です。2022年までに35%を目指します。

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太陽 VS 人間:地球の温度に対する影響

ところで、「氷河期」で地球が冷える温度と、人間活動による温度上昇(工業化以降(1750年頃))とどちらが大きいと思いますか?

。。。
答えは、「人間活動」です。
太陽活動による温度低下は1℃未満。
そして、1900年からすでに0.97℃も世界の平均気温が上昇しています。(Bloomberm Green(環境問題系のメディア) Data Dash参照 2021.1.14 13:28↓)

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(図:News Picks、【超入門】ゼロから分かる、気候変動の「本当とウソ」)


現在の傾向が続けば、2030年から2052年までに世界の平均気温が1.5℃上昇するおそれがあります。2030年といったら、わたしの長女は13歳、次女は10歳です。自然災害が多く起こることが、彼女達の日常になるのですね。。。



私たち【個人・大人】ができること:脱炭素型の暮らし

 
それは、「1.5℃ライフスタイル‐脱炭素型の暮らしを実現すること」です。

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日本・フィンランドの2019年時点での平均的な暮らしで、1.5℃の目標を達成する為には、繰り返しになりますが、2050年までに個人個人のフットプリントをフィンランドでは90%以上、日本では80%以上削減する必要があります。
90%!!!(+o+) 

そして、この90%カーボンフットプリント削減が具体的にどれほどかというと、2017年のインドの平均的な暮らしで出るカーボンフットプリントの半分です。
インドの半分!!!!!(+o+)

2030年、あと9年で今の生活水準のカーボンフットプリントの3分の1にしなければ、9割削減は達成できません。

詳しくは、フィンランド・アールト大学が参加している地球環境戦略研究機関(IGES)のレポート(日本語)をご参照ください。
(参考:1.5°Cライフスタイル ― 脱炭素型の暮らしを実現する選択肢 ― 日本語要約版)
(参考:Sitra "What are 1.5-degree lifestyles like? And how do we achieve them?")

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今すぐにインドと同じ生活レベルにはできないかもしれませんが、90%以上という大きな数字は、徐々に達成することが出来ます。

実際に、わたしの暮らしのカーボンフットプリントは、2020年はかフィンランドの平均の半分(49%、5170㎏CO2) マテリアルフットプリントは61%(24560㎏)です。

2017年から暮らしを整えることによって、少しずつ減らしてきました。



あなたの生活のカーボンフットプリントはどれくらいですか?

SUSLAというサイトで、住宅・モビリティ・レジャー・食品・購入活動に関する質問に答えることによって、あなたの生活によるカーボンフットプリントとマテリアルフットプリントを知ることが出来ます。

研究の為のデータを提供することにもなりますので、是非試してみてください。
SUSLA

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もちろん、出てくる数字は正確ではありません。
しかし、まずは現在自分がどこにいるのか、立ち位置を知ることが大事。
だいたい今どこらへんかな?と参考にしてみてください。
そして、もしよろしければ、カーボンフットプリントの量をコメント欄にシェアしてください★
良い悪いではなく、出発点を知ることから始めてみませんか。
一緒に頑張りましょう!



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