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3Q決算を振り返って

6月14日、3Q決算説明会を開催。約40名のご参加ありがとうございました

クラシコムは、6月14日に2024年7月期第3四半期決算を発表しました。

当日の様子は、クラシコムのコーポレートサイトで動画と書き起こしを掲載しています。ぜひご覧ください。

《2024年7月期第3四半期決算説明会動画》


《2024年7月期第3四半期決算説明会書き起こし》

当説明会には、機関、個人合わせて約40名の投資家の方々にご参加いただきました。代表取締役社長の青木、CFOの山口から決算報告をした後、質疑応答では計21問のご質問にお答えしました。

3Qとして過去最高の売上高とEBITDAを達成。通期業績予想を上方修正

当3Q売上高はYoYで+13.5%成長と、報道番組『カンブリア宮殿』(テレビ東京系列)に取り上げていただいた影響で売上が押し上げられた前期3Qと比べても、継続して成長することができました。

当社が重視しているEBITDAもYoYで+19.4%成長し、EBITDAマージンは目標水準である15%を大きく超え、ほぼ20%という当社の業態としては非常に高い水準となりました。

こうした3Qまでの順調な業績を受け、売上・利益ともに期初予想を上方修正しました。
売上高は期初予想から1.5%増の69億円、EBITDAは+9.3%増の11億円に上方修正し、EBITDAマージンは16.1%と、前期同様に高い水準になる見通しです。
今期の法人税等に関して賃上げ促進税制の適用を見込んだ事もあり、親会社株主に帰属する当期純利益については期初予想から+ 18.1%の7.5億円と大幅な増加となっています。

今期配当予想についても、当初よりご説明している株主還元ルールに基づき、1株あたり10円と発表いたしました。
3Q末時点のネットキャッシュは39億円と、目標水準を上回っているため、期末においても十分な超過があると見通しており、今期も還元できる見込みです。
年間FCFは1.5億円を見込んでおり、上限の50%である7,500万円を原資にできると考えています。今期においても配当での還元を考えていますので、1株あたり10円の配当予想としています。

3Q売上に貢献した大好評のコラボ商品やスキンケア。広がり続けるカテゴリの花束

3Qの好調な業績を支えたものの一つが、さまざまなコラボ商品です。

マザーハウス「ERIKO YAMAGUCHI」とのコラボブラウス2,000枚をはじめ、香菜子さんとつくったアトリエコート、一田憲子さんとの高単価の革バッグ、高橋美賀さんとのプルオーバーなど、いずれの商品も大ヒット。現時点でほぼ完売しています。新たなお客さまを呼び込んでくれるこうしたコラボ商品は、新たな成長戦略の柱として継続して取り組んでいきたいと考えています。

(左)ERIKO YAMAGUCHIコラボブラウス『hope』
(右)香菜子さんとつくった着回し頼れるコート

3Qにおいても、定番ニットが2週間で5千枚が完売するなど、ニットやUVカットパーカーといったベーシックな商品がしっかりと売れました。前述のコラボ商品のような企画性の強い商品だけでなく、このような定番商品によって売上の土台がつくり上げられています。

(左)「気軽に、品よく」半袖ベーシックニット
(右)「おしゃれしながら、守りたい」軽やかUVカットパーカー

好調なオリジナルアパレルの状況と定価消化率の高いサステナブルな商品計画について詳細を説明した記事が出ていますので、ご興味あれば是非こちらもご覧ください。

《【プレスリリース】「北欧、暮らしの道具店」オリジナルアパレルのサステナブルな商品計画を公開》

またアパレルに続き、今後当社事業を支える可能性があるコスメカテゴリにおいて、初めてのスキンケア商品として2Qに新発売したオイルインミストは、欠品期間を除いた実質販売日数109日で1万本を超える累積販売数を達成することができています。

初のスキンケア商品がここまで大きな成功を収めたことは、想定を大きく超える成果です。当社がスキンケアの分野で、お客さまに喜んでいただける可能性があることが確認できたので、新商品の開発・導入の準備を着々と進めています。

シンボリックオイルインミスト

こうした取り組みから、当3Qの購入者1人当たりの売上高は、前年同期比11%増、一昨年の3Qと比べると23%増と、大きく伸び過去最高を記録しています。

このような結果を得られている要因が、前述の「カテゴリの花束戦略」を継続していることです。

今回の決算では、2022年以降もネイルカラー、ブラックフォーマル、アンダーウェア、寝具、新しいコート、スキンケア用品とカテゴリを広げ、また、そのカテゴリの中でもコラボ商品といった新規性のある取り組みを積み上げていくことで、季節による変動はあるものの、基本的には右肩上がりで購入者1人当たりの売上高が増加していること、お客さまの購買動機につながる機会を増やすことができていることを共有させていただきました。

四半期別購入者1人当たり売上高の推移

3Q決算を終えて

当社では、利益の目標水準であるEBITDAマージン15%から上振れる場合、積極的に未来の成長に向けて投資していく考えを持っています。3Q累計で約19%に上振れた今期、4Qはそのチャンスと捉え、実験的に広告宣伝費を増額し、その結果を確認する予定です。

4Q以降、こうした来期以降の成長戦略の土台をより強固なものにしていくためのチャレンジを重ね、その上で来期以降のガイダンスに反映し、投資家の方々にご提示できる状態を目指していきたいと考えています。

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