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穀雨と土用|古代から食べられている食材を食べてみましょうか


「穀雨」次の暦は「立夏」
春の季節もおわりに近づいてきてきました。
温かい日にハイキングをして毛穴を開かせてしまったから、少し気温が下がると寒い寒い。パッと体温調整できるようにカーディガンをバッグに入れて出かけるようになっています。

そして次の季節がみえたら土用入りです。
17日に春の土用を迎えたので、「脾」にトラブルが出やすい時期。「脾」は消化器や胃腸と関係が深くて、水分代謝にも関わっています。中医学ではとっても大切な役割をしていると考えられている「脾」なのだけど、日本人は弱い人が多いと言われています。湿度が高くなると「脾」が弱ってしまいがち。「脾」をケアしながら、余分な湿を外に出してくれる食材をとるのがおすすめです。

やっぱり旬のものがおすすめ。そして今しか出会えない食材を食べること!

世界最古の農作物のひとつ「そらまめ
昔から食べられているものは個人的に信頼度が高いです。やせた土地でも育つのだけど、豆は空を向いてつく元気な植物。
さやから出してたっぷりのお湯で2分くらい塩ゆですればできあがり。これだけで美味しい。
脾を健やかにして湿を取り除いてくれます。(健脾利湿)

驚異的な成長力をもった「アスパラガス
普段見ているアスパラガスは10~20cmくらいだけど、この長さなんと1日で成長してます!初めて見た時はほんとに驚きました。そしてこちらもヨーロッパでは紀元前から栽培されていた野菜です。
健胃作用があることが知られていて、利水もしてくれます。
調理法はいろいろあるけれど、たっぷりのお湯で1分くらいゆでれば食べられます。
半熟目玉焼きに添えて食べたいなぁ…

冷蔵庫にほぼほぼ入っている「にんじん
「本草綱目」に登場しているから500年前には効果を知られていた野菜です。脾を健やかにして、余分な湿を排出してくれます。(健脾化湿)
油と一緒にとりたいから、キャロットラペをよく作ってます。レーズン入りがお気に入り。

ちょっと意識して食材を取り入れていこうと思います。

ここから先はお勉強をかねて言葉の整理。

穀雨

二十四節気の春の最後の暦「穀雨」
百殻春雨(ひゃくこくはるさめ)」とも呼ばれていて、あらゆる穀物を潤して育てる恵の雨と考えられてきました。

二十四節気を農作業の目安に使われていたこともあって、「穀雨」のように種まきに適した時期が分かるようになっています。昔から田植えの準備をする時期とされていて、田舎の香川でも早いところはゴールデンウィークには田植えされてました。
夏野菜のピーマン、キュウリ、オクラ、トマト…の種まきもこの時期に行われることも多いようです。

我が家のイベントは、いただいたワイルドトマトの種まきを週末にすること!元気に育つといいなぁ。

八十八夜

♪♪夏も近づく八十八夜♪♪
穀雨が終わる頃、立春から数えて八十八日目に当たる夜が八十八夜(5月2日頃)です。

茶摘みが行われる時期で、八十八夜に摘んだ茶葉は長寿の薬ともいわれたそうです。

土用

春夏秋冬の季節の間となる立春、立夏、立秋、立冬の直前18日が土用になります。

土用は土を掘り起こしてはいけないとされている時期。
小さなベランダで育っているハーブの植え替えは、次の暦「立夏」に入ってからしようと思います。
今年は何を育てようかな。

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