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ウミガメ追いし、セブ島

その日、私と相棒のロムさんはフィリピンのセブ島にいた。

この日はウミガメと一緒に泳ぐって言ってるのに前日からお腹がピーピーで緑色の下痢が止まらない。あれだ、多分前日ビーチで食ったナイキの靴のような味のするカニのせいだ。(食った事あるんか)

今すぐ帰国して病院に行きたかった。見知らぬ土地で病気になると本気で焦る…
でもロムさんが調達してきた現地の薬でなんとか回復したので気合いでレッツらゴー٩( ᐛ )و

ガイドに案内してもらい、ボートで水平線のかなたに見える島へ〜
よくこんなエンジン積んだだけのボートでいけんな!

ファイナルファンタジーだったら浅瀬しか行けないタイプの小舟。

異国の地で海のど真ん中をおんぼろな小舟で進む感じはスゲえRPGっぽくて私の厨二心をくすぐられた。いかにも旅、って感じで好き。

1時間くらいボートに乗ってたかな。
ようやく地平線の先に見えてた島に到着。
そこで受け付けをし、またボートに乗ってウミガメスポットへ。

今度は手漕ぎボートなんだけど、歯がないおっちゃんがロムさんにも漕げってパドルを渡してた。
がんばえー٩( ᐛ )وとただ応援するだけの私。

そこへ「ヘイ!ハポン!カミ!カミ!」っておっちゃんが言うから何かと思ったら、そこら中にカメが。あ、カミってカメの事だったのね?
海がクリアだから鮮明に見えるなー。

ボートが止まり、ここで潜るとおっちゃんが飛び込んでいったので二人もカメラをセッティングして降りる。

ガイドが下を指さすので潜ってみると、たくさんの綺麗なサンゴ礁と熱帯魚が泳いでた。おっちゃんはパンくずをブワッとばら撒くと魚は一目散に飛びついてきてキレイだった。フィリピンの魚は何故かパンを食べる。

ぶ、ぶベー!!!(*゚▽゚*)(すげー!!!)

防水のやつに入れてると上手く撮れぬ。。。


またしてもおっちゃんが呼ぶのでついて行くと、いました。クラッシュ。

あああ、背中に乗っていきたい。。。


カメは水草をもしゃもしゃ食べてこっちのことはお構いなし、って感じ。触ろうとしたらおっちゃんに「Don’t touch!」ってすごい形相で怒られた。

そのあと泳いでる時におっちゃんがサファイアブルーのヒトデを渡して来たんだけど、
それがすごく綺麗だったのが印象に残ってる。

でもずっと持ってたらなんか腕がピリピリして来たので速攻捨てた。笑

2時間くらい執拗にウミガメを追い回したあと、有名なスポットがあるというので向かう。

何これ。絵画みたいじゃね?


海のど真ん中にポツンとなぜかその一画だけ浅瀬なの。で、そこへ商人達がボートで集まって揚げバナナやらウニやら売ってる。

着いてまもなく真珠売りの少年が勝手にボートに乗り込んで来てどうだ、と真珠のピアスを見せて来る。
「ちょ、え?何?え?」と戸惑う私の横でガイドは無言でただ見ている。

いらないいらない、って言ってるんだけど少年の「頼むよープリーズ!」という必死な感じが伝わって来て罪悪感に苛まれる私。周りの人はただ見てるだけ。ロムさんも。(←おい助けろ)

「いらんいらん!」と腕をぶんぶん振り回して必死な少年をやっとこさ追い払い、見物し始める二人。
貝やらウニやら売っている屋台を見つけた。

フィリピンウニはちょっと気になるので注文してみる。生がいいと言ったら「はーっ?」みたいな顔をされるも、生ウニと焼きウニを一つずつ用意してもらった。
刻んである生野菜と、カラマンシーという日本でいうすだちみたいな柑橘が少し絞ってあって美味しい。
でも日本のウニの方が濃厚で美味しいかも。こっちはスカスカで中身がほとんどない。

あと、揚げバナナも頼んでみた。

ココナッツオイルでじっくりと長い時間揚げたバナナはもっちり、ホクホクしてて大学芋みたいで美味しかった。あんまり食べると下痢が襲って来るのでこのくらいでやめた。

そうこうしてたら帰る時間に。ガイドに急かされる中、写真を撮った。それが上記の絵画のような写真だ。

そこから船から船へ乗り継ぎ、車に乗って空港へ。さらに飛行機に乗ってマカティに戻る。もう疲れてホテルまでの記憶がほとんどないけど、この写真だけは撮っておいてよかった。今でも部屋に飾って、たまに眺めては旅の記憶を思い返しているくららなのでした。

また思い出したらあげます〜

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