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寒くて、買い物に行かなかった……❣❣

「神さまのパッチワーク」山本悦子作 佐藤真紀子絵 を読んだのは去年のことだけれど、なんだか納得がいかない、心がモヤモヤする。

 子どもの頃はよくても、きっと中学生になったら悩むだろう。

 本当の親と育ての親のことで壁にぶつかるのではないかと心配になってしまう。

 私の父は養子だった。

 父はお酒解せの悪い祖父のことをよく文句を言っていた。

 祖父は孫の私たちにとても優しかった。

 両親が遊びに連れて行ってくれない分、祖父母の優しさが身に染みて嬉しかった。

 でも、父には言えなかった。

 父には帰る家がないのだから。

 でも私は祖父母になついていたから、父の実家にはあまり行ったことがなかった。

 村祭りが同じ日だったから、妹がいつも父の実家に連れて行かれた。

「あたしだって、お姉ちゃんといっしょにおばあちゃんちに行きたかった」とふくれられたけど、仕方がない。

 大人になってから、父は寂しかっただろうと思うようになった。

 家族のことを描くのは、とても難しいと感じている。

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