もう一つの12月8日をもう一度考えたくて……❣❣
「終戦記念日」が近づくとむかし聞いた「レーン・宮沢事件」のことを思い出します。
その時は、大変な話を宮沢さんの実の妹さんから聞いてしまって、頭が働きませんでした。
宮沢弘幸さんは北海道大学在学中の1941年12月8日に、アメリカ人教師のレーン氏を訪問したことからスパイ容疑をかけられ、網走刑務所に投獄され、終戦後釈放されたが、その後病没しています。
北大は宮沢さんを除籍処分にしました。
1941年当時14歳だった妹の美江子さんは、兄の無罪を訴え続けて、昨年10月に93歳で移住先のアメリカで亡くなりました。
国民の意見を無視してオリンピックを開催しようとしている政府は、戦前の政府のように思えてなりません。
わたしにもっと物語を創作する力がついたら、とつぜん冤罪で兄を逮捕されて、大学からは存在を消された兄のことを想い、日本の国に対してどう思ったのだろうかと、自分なりに考えて文章にできたらと思っています。
そのために秋間美江子さんと出会わせてもらったのだと、ずっと思ってきました。
まだまだ自分にはその力がありません。
でも、日本が戦争を始めた日に、地獄の底に着き落とされた家族がいたことを覚えていてほしいと思います。
DVD も出ています。
映画界も開催されていました。
日本は2度と戦争をしてはいけないのです。
戦争は誰も幸せにはしません。
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