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オンラインセミナーの成否を握るもの

昨今の社会情勢から、人が多く集まるイベントや講演などが相次いで中止になっていますが、一方でオンライン開催に切り替えて実施するところも出てきています。これを機にオンライン開催も増えるといいですね。

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先週から今週にかけては、私の登壇も1つはオンライン開催になりました。もう1つは、スクーの『Bridge the GAP』という生放送で登壇しました。後者は、もともとオンライン番組なのですが、そこにリモートから登壇する形になりました。

スクーさん独自のシステムで視聴者は参加しつつ、私の方は、discordというサービスで通話をつないで画面に映して参加するという形でした。が、今回のわたしのリモート登壇は残念ながら微妙な感じになってしまいました。。

discordでつないだ状況が不安定になって遅延が発生したこと、現場の会場では登壇者と司会がいて私だけがリモートだったことなどがあり、時折、司会の方からふられたら回答するというだけになってしまいました。。無念。

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いくつか原因と課題はあって、1つは普段から使っていないdiscordを使ってしまったこと。普段は、テレビ会議といえばZoomを使っていて、設定などもカスタマイズしているし、安定してつながることは確認できていますが、discordは当日に初めて使うことになったのは失敗でした。

discordに問題があるというよりも、慣れてないツールを本番でいきなり使うような運用がまずかったな、と思います。とはいえ、改めてZoomの安定性を確認できたのでした。

あとは、もうこれは何度も私が主張していることですが、人が集まってるところに一人だけリモートで参加するのは絶対にうまくいかない、ということを地でやってしまったということです。

スクーさんの会場には司会の2名、パネリスト2名がいらっしゃるので、そこで盛り上がったところに、リモート側からは入りにくい。微妙な遅延もあって、めちゃくちゃ難しかったです。

駄目なテレビ会議の例を、皆さんに見せることが出来たと思えば、多少の慰めにはなりますね。。テレビ会議をする際は、ぜひ全員が一人一台のPCで参加するようにしてください。

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もう1つのオンライン開催は、グロービスさんの勉強会だったのですが、当初は現地での開催だったのを、前々日くらいに急遽オンラインに切り替えというチャレンジでしたが、思ったよりもうまくいきました。

ふりかえってみると、以下が良かったように思います。

・全員がZoomで参加していた(登壇者も聴衆側も)
・「sli.do」を使って聞きたいことなど聞ける場があった
・Zoomのチャットを活用(登壇側からの質問を聴衆側がチャットで回答)

やはり、勉強会といっても大規模なテレビ会議と変わらないので、テレビ会議のコツを押さえておけばうまくいくのだな、ということがわかります。

テレビ会議と違って、話す人は少数で聞く人が多数となるので、ウェビナー形式でもいいのですが、どれくらいの参加者がいるのかどうか視覚的にわかるので、聞く人はミュートで全員同じZoomに参加する形が良さそうです。

逆に、誰が登壇者なのかわかりにくくなってしまうという問題があって、それは距離感が近くなって良いのですが、もう少し工夫したいところでもあります。

聞いてる側の人が積極的にチャットで合いの手いれたり、感じたことを書いてもらうのは、非常に良い感じでした。とはいえ、ここも全員が書くという感じでもないので、もうちょっと書き込むハードルを下げる仕掛けを考えたいところです。

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こちらの勉強会では、そのあとの懇親会もリモート飲み会で実施しました。勉強会と懇親会は、やはりセットにするのが、登壇者との交流もできるし、同じテーマを聞いた同士なので話も弾んで良いですね。

懇親会をリモート飲み会にする際には、参加者の方が多くなるので、3〜4人に分割しないと、話せる人が限られ過ぎてしまうので盛り上がりません。なので、Zoomだとブレイクアウトセッションの機能をつかって、テーブルを分割すると良いでしょう。

ブレイクアウトの機能はホストが事前に設定でONにしてないと使えないので注意。今回も、設定してなかったので、各々が各自で散らばって参加するという形になりましたが、やはり少人数になると話ができて、非常に楽しく過ごすことができました。

まだ色々と課題などもありますが、工夫次第でオンライン勉強会は大きな可能性を秘めていると感じています。オンラインでコミュニティ感を持つことができれば、場所にとらわれることなく、多くの出会いやきっかけが生まれることになります。そんな未来はワクワクしますね。

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