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ルールを逸脱するということ

日本は改善文化。そんな話を聞いたことがある。そして事実、そんな気質が根っから自分には染み付いているように感じる。

与えられたもの、既にあるものを元にどう合わせるか。

それは日本が閉ざされた国で、狭い範囲を対象にしていたからかもしれない。

今はグローバル社会。人も会社も国も、境界が曖昧な昨今。

改良をかんがえる間に、全く新しい価値や技術が生まれ、それそのものが不要となるようなことが増えているように思う。

前提が簡単に覆される世界。ルールの中での戦いから、そもそもそのルールは必要かを問われる時代になっているのだと思う。

だからこそ人も会社も、何者であるかを強く求められる時代になっているなと感じる。

軸を定義した上で、その定義さえ時には修正しながら、柔軟に変わっていくことを必要とされている。

実現したいことは何かを見失わないことが、これまで以上に大切なんだろう。実現するための方法が日々、次々に生まれている。

ルールを破るのは悪いことのように思ってしまう。少なくとも私はそうだったのだけど、全てが全てそうではないと気付く。

時代に即応した変化はやっぱり必要だ。変わらない方が不自然だし。

同じルールのもと、そこに沿って動くのが良しとされた時代を生きてきた人間としては、その変化に対応するのはなかなかに辛いのだけど。

そういう人たちが個を獲得した時の開放感や感動は相当なので、楽しく変化に乗っかる人がもっと増えたらいいなと思う。








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