【謎】大学山岳部あるある
イニシアチブ編
新入生説明会の事です。教室に入ると先輩方が10人ほど後ろで固まって談笑していました。全員メガネでした。部室に移動し、入ろうとすると『酸っぱい』が立ち込めていました。
山岳部には臭いやつがいる。部室は“酸っぱい”
GWで合宿が行われました。水場がほぼない地域だったので1人2ℓのペットボトルを最低5本持ってニ泊三日の縦走をしてきました。ただの“苦行”でした。
初っ端から重い荷物を持って山に連れて行かれる。
三泊四日の夏合宿での事です。体臭キツめのジャイアンみたいな人(部長)がいました。以後ジャイアンと呼びます。3日目からジャイアンの後頭部が「“ラード”でも塗りたくったんか」ってくらいテカリ始めていました。
三日間山に入ってると後頭部が“ペタペタ”になる人が出始めてくる。
ジャイアンに話しかけられました。「荷物が多いから70ℓじゃ足りん。110ℓザックを買え」と半ば強制され、荷物を沢山持つようになり“強くなりました”
とんでもない大容量ザックを買わされ“荷物持ち”にされる。
ステレオタイプ編
大量の食材を担いでいるので、大量に飯が食べれます。しかも疲れた体には体に染み渡ります。じゅんじゅわー。
ジャイアンは飯にうるさい。
2週間かけて上高地から日本海まで縦走する夏合宿の事です。少しでも軽量化しようと必要な分しか持って行けません。蒸れに蒸れまくった登山靴はとんでもない異臭を放ち始めますが靴下は最低限しかありません。そんな靴下を干すのですテント内はゲキ臭。ジャイアンの体臭と足はとてつもない“兵器”と化し寝るとき以外は“テント内領域侵害禁止令”を発令。
土砂降りの日はテントの中で調理し飯を食います(ジャイアンの臭足は寝袋で常時密閉)。この日は鍋でした。テントの真ん中で鍋を調理しているのですが、上に干してあったジャイアンの靴下が鍋に落下しました。鍋を両手で押さえていた僕は悲鳴をあげ、すぐに取るよう騒ぎました。透き通った鍋が瞬く間に“濁り”、茹でられた靴下のスメルの強烈度合いは“ニコり”でテント内はさらに激臭度UP。食料も余分があるわけではないので、皆んなで涙を流しながら鍋を全てパクつきました。
そもそもテントが臭い件。
どんなに嫌でも山での飯は貴重。しかも美味しい。
OBと山へ行くこともあります。今回は初めてのワクドキの冬山です。山頂が見え始めると先頭を歩くOBは何を考えたのか一般道を外れていきます。とてつもない急峻な壁を当たり前のように進んでいくOBを見て『かっけぇ』『こんな大人になりたい』と脳死で思ってしまいます。
またOBは毎度メンバーの力量を見て、ギリちょんな※バリエーションルートへ連れていってくれます。
※一般道から外れ道なき道を好きなように歩く事。
OBは僕らに“冒険”的な体験をさせてくれる。
山にいると、「うわっあぶね〜死んでた〜」「生きてるラッキー」「上部の雪の塊“丈夫”だよなっ」と願掛けする事もあります。
ヤバい時は笑え
ロッククライミング、アイスクライミング、沢登り、冬山登山、長期遠征、海外遠征などの様々な経験が出来る。
経験値大幅UP!
最後に、
学生のうちにしか味わえないこれらの体験は「奇跡なのでは!?」と綺麗な景色に包まれていたらバカな考えしか出来なくなってしまいます。今までのハイキングから登攀へとレベルアップしていく過程は楽しく、時に厳しく、様々な考え方をして成長していったことでしょう。
そんな僕が体験してきた“山岳部”はいかがでしたでしょうか。
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