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⑧第二の第一志望を見つける

幼少の頃から憧れていた第一志望の会社では、就活ガチ勢の洗礼を受けてあっさり落ち、手ごたえのない日々を過ごしていた。

しかし、応募しなければ採用はされない。
応募するには情報収集をしなくてはならない。

そんな焦りにも似た気持ちを持った中で、見つけた仕事があった。

とにかく休みが多めで残業が少なく、カレンダー通りに休める事務ができる業界はどこだろうかと考えた結果、学校職員という仕事にたどり着いたのだった。

やりたいことや成し遂げたいこと、志などはなく、やはり無理なく通勤・勤務ができるということが第一条件であった。

大学職員の中でも採用されやすそうな所はどこだろうかと考え、自分が通っている大学がベストなのではないかという結論を出し、早速応募した。

在籍している大学であれば通勤も容易だし、知っている職員や先生方もいるから安心である。

採用を獲得することが目的になってしまっていたが、そんなことは言っていられなかった。
1日でも早く、卒業後の家賃や生活費の捻出先を確保しなくてはならなかったのである。

幸い、学校生活はとても楽しいものだったため志望動機もすぐに思い付き、大学職員になりたいという夢は膨らんでいった。

まさに、第二の第一志望に出会ったのだった。

そして無事にエントリーシートは通過し、面接の日がやってきた。

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