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私の50歳からの定年後の準備(その7:定年前にトライアル)


私の性格は、心配性で、几帳面で慎重、一方で大雑把で、うっかり見落としが多いのです。だから起業には向いてないのではと思いました。起業スクールで学んだ事業計画書もなかなか書けなかったし、なかなか踏ん切りがつかなかったのです。

そんな私の背中を押してくれたのは、オプンラボの小林利恵子さんでした。

私が小林さんと知り合ったのは、2005年ごろで、小林さんはロフトワークの広報でした。若いアーティストを支援するプロジェクトでご一緒しました。その後、小林さんは、2010年4月に独立してセミナー事業と社内研修、ビジネスパーソンの仕事を豊かにするカジュアルな勉強会を開催するオプンラボを設立します。

●オプンラボ
https://www.opnlab.jp

小林さんに起業の相談をしたら、まずオプンラボで勉強会を開催したらどうかと勧められました。

「あまり気にされたことがないかもしれませんが、鞍掛さんはいろんな世代の人から好かれるチャーミングさを一般の人以上に持っています。なので、リアルなイベントを開催すると絶対いいネットワークが広がると思います」と。なんと嬉しい言葉でしょうか。

そこで、小林さんの力を借りて、定年1年前の2016年7月に、自主勉強会「第1回くらラボ!ゼミ 音楽とコミュニティ - 音楽が人をつなげ、街を元気にする」を開催しました。

会場は、オプンラボの事務所を貸していただきました。

講師は、ヤマハの仲間で音楽の街づくりプロジェクトの佐藤雅樹さんに、ヤマハが進めている「おとまち」について語ってもらいました。

小林さんのアドバイスで有料勉強会にして、Peatixを使ってチケット販売をしました。

当時起業を想定して作ったブログ(http://kurakakeya.com/)で告知し、Facebookで宣伝しました。小林さんはオプンラボのサイトでも告知してくれました。

しかしながら、まあ、集客には苦労しました。知人にお願いをして来てもらったりしましたが、参加者は6人でした。

小林さんは「Facebookに投稿しただけで人が集まるほど集客は簡単じゃあないです。個別に電話やメールなどで声がけしなければ無理ですよ」と。

横浜市の起業スクールでも講師の片桐実央さんにこの話をしたら、「6人なんてすごいじゃないですか。私の最初のセミナーも6人でしたよ」と言われました。

集客だけでなく、勉強会の運営、会場設営、チケットの販売など、とても勉強になりました。

●第1回くらラボ!ゼミ 音楽とコミュニティ - 音楽が人をつなげ、街を元気にする
https://kurakakeya.com/archives/87

定年前に、定年後の活動のイメージがつかめました。

踏ん切りがつかないと、頭であれこれ考えているだけではなく、まずは、実際にトライアルすること、やってみること、踏み出してみることが重要なんだと実感しました。

その8 へつづく


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