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「失敗したっていい。やらない後悔よりやって後悔」【新潟市・板垣柚香さん】

こんにちは。大学4年生のLADYです。
新潟に来て暮らすこと早4年。就職活動も終え、卒業後は社会人としての勤務が始まります。先のことにワクワクすることもあれば、来年からどんな風に働いたらいいのかと不安に駆られることもあります。ただ、今回IT企業で働く板垣柚香さんを取材して、私は自分の来年からの働き方についてヒントを得ることができました。
この記事では特に、将来働くことに対して不安を抱いている方・大学生活の過ごし方に迷いがある方にぜひ読んでいただきたいです。

はじめに板垣さんと株式会社ユニークワンについて簡単に紹介します。

*板垣柚香(いたがきゆうか)さんのプロフィール
新潟県胎内市出身。新卒で「株式会社ユニークワン」に入社し、現在社会人2年目。
趣味はカフェ・喫茶店巡り。新潟県立大学を卒業。
学生時代にサークルの立ち上げやラジオ配信といった様々な活動を行った。

*株式会社ユニークワンとは
Webマーケティング事業・インフルエンサー事業を行う、新潟発のIT企業。
企業のデジタルコミュニケーションの支援やローカルインフルエンサーの創出・支援等をしている。板垣さんはブランドコミュニケーション部に所属し、毎週note・コラムの執筆や自社SNS運用、県内外クライアントのWebマーケティング支援などを行っている。

やりたいことがあれば、まずはやってみる。

板垣さんは学生時代にインターネットラジオ配信を始め、そこからITや情報発信などに興味を持ち、noteやSNSで様々な発信をしていました。東京のIT企業にインターンをした際に新潟のIT化の遅れを痛感。現地にいながら地域の課題を解決したいという思いからユニークワンへの入社を決めたといいます。
板垣さんのnoteには就活のことや卒業までの過ごし方、大学生活のことなど非常に参考になる記事ばかりなので、もっと詳しく知りたい方はぜひ読んでみてください。
https://note.com/kinari_o0

そんな多彩な経験をされている板垣さんに、大学生活を踏まえてのアドバイスを聞いてみました。

__板垣さんは学生時代にラジオ配信などのいろいろな経験をされていたと思うのですが、そういった経験を踏まえて今大学生の方に何かアドバイスをお願いします。

「今、興味を持っていることがあればすぐに実践をすることです。私はやりたいことがあれば絶対、失敗してもやった方がいいと思っています。というのも私がラジオをやりたいと思ったのも夜中2時のテンションで……(笑)たまたま“コロナ渦で音声配信の市場が拡大している”という記事を読んで、やりたくなって友達にすぐ連絡をしました(笑)」

__夜中2時にですか!?(笑)思い立ったら即行動という感じでしょうか…!

「夜遅くに大変申し訳なかったですが…案の定、すぐに返事はなかったですね。(笑)私は、『やりたいことをとりあえずやる。思い付きでもいいからやる』ということを大事にしています。当社のバリューにも『走りながら考える』という、「スピードと実行力を大切にし、初めの一歩を踏み出すと同時にゴールから逆算して道筋を考える」バリューがあります。悩んだらとりあえずやってみる。やった後悔よりやらない後悔の方が嫌なので、1人が難しかったら、誰かを巻き込んでやってみてください。周囲の人を巻き込むっていうのは大事だなと思います。」

__ちなみに、大学1年生のころからアクティブでしたか?

「どうでしょう…?1年生のころはずっと遊んでいたように思います。ただ大学に廃部になりそうなサークルがあって、周りの友人と一緒に新たにサークルを再建したことはありました。就職活動時にも言っていたのですが、私の強みは周りの人を巻きこみながら課題解決をすることだと思っています。サークルの再建やラジオ配信も1人で成し遂げたことではなく、「これやるから一緒にやろうよ!」と周囲の人を巻き込んだからできたことなんです。」

__すごいですね…どうやって周りの人を巻き込んでいくのですか?

それこそ発信ですよね。やりたいと思ったらまず口に出していました。忘れないうちにいうんです。寝たら忘れて、もういいやってなってしまうので。夜中の2時にでも。(笑)友達に誘うというより、口に出すことで自分を鼓舞する感覚です。そうすると、沢山の人とつながることができるんですよ。例えば「ラジオやりたい」と言ったら、周りの方がラジオ局にインターンしてた方を紹介してくださいました。周囲の人を巻き込み、出会った人とのつながりを大切にしながら前に進んでいく、ということを意識していました。」

板垣さんのお話を聞いて、ふと自分を振り返りました。私は人に何かを依頼することが苦手で、1人で抱え込んでしまうことがよくあります。今後仕事をするときにその苦手とどう付き合えばいいんだろう…と不安を感じがちです。けれど、板垣さんの『やりたいことがあれば実践する。一人でできなければ周りを巻き込む。そのために周りに発信(口に出すこと)する』という考え方に、これまで将来に感じていた不安が少し晴れていくような気がしました。発信することで、周囲の人が覚えててくれて仲間が増えたり、誰かにつなげていただいたり、プラスの効果を知ることができたからです。

やってみたいことがあっても行動できないとき、明確に「何か」が決まらずにやると失敗しちゃうかもしれないと考えてしまう人はいませんか?私はその中の一人です。しかしこのインタビューで、やる前から先の失敗を考えてしまうことは時には大事ですが、それを理由に何も行動しないのは、もったいないことなのかもしれないと考えるようになりました。

目の前のことに精いっぱい取り組み、吸収する

また、板垣さんに将来働く時に何が必要かと聞いたところ、大学生へのアドバイスと同じで「まずは依頼された仕事に対して精一杯取り組むこと」とおっしゃっていました。上司の方の依頼に対して、まずやってみる。入社したての新卒は知識・経験がないため、何が正しくて何が間違っているのかの判断が難しいです。そのため、まずは依頼されたことを精いっぱい素直にやってみることを意識しているそうです。そのうえで、何か気が付いたことがあれば発言してみる。スポンジのように吸収し、疑問に感じたことや、もっとこうした方がいいのでは?と思うことがあればちゃんと発言するようにしているそうです。板垣さんの実行に移す行動力に驚かされると同時に、来年からの働き方の参考になりました。仕事は絶対に1人でできないし、周りの人がいるからできるものだと思っています。相手のことをまず受け入れ、そこで精一杯やってみてから考えることがあれば意見してみる。このステップを大事に、来年からは働きたいと考えるようになりました。

自分の気持ちに正直に。

私は就職活動時に「現時点での大学生活に何点をつけるか」と聞かれ「80点」と答えました。100点といえなかったその理由は、挑戦することに不安を感じ自分で決断して行動ができなかったからでした。面接官から「残りの大学生活で100点にして行けたらいいよね」と言われてやる気をもらった私は、4年生になってからこれまで自分に蓋をしてしまい行動できなかった様々なことに挑戦しました。その途中で辛いこともあったけれど、新しい人間関係を構築できたり、興味のあったことにより関心が持てたり、自分の気持ちに正直になって実行したことでより自分を肯定できるようになりました。
今、何かやってみたいことがある人はぜひ実践してみて欲しいです。それが1人では難しいことであれば、板垣さんのようにまずは口に出すことから始めてみてはいかがでしょうか。自分の気持ちにしたがって行動をすることで将来の何か目標が見つかるかもしれません。

最後に、板垣さんが再建したサークル「ニコルブ」と、板垣さんが執筆されているユニークワンのnoteやコラムのURLを記載します。ご興味を持たれた方、ぜひこちらも読んでみてください。
〇NicolvE(ニコルブ)-新潟県立大学https://www.unii.ac.jp/kitemite/15780/
〇ユニークワンのnote https://note.unique1.co.jp/
〇コラム

書いた人:LADY
山形県出身。大学進学を機に新潟に来た。現在大学4年生で来年からは就職予定。米津玄師が大好き。

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