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Tales of Stardust -第一話-
ステラの大国の一つ、セルニ。
その国のとある街を管理する子爵家にある日一人の息子が産まれた。
その息子はアマリオと名付けられ、家族から、そして領民から大切に愛情深く育てられた。
父親譲りの金髪は良く実った小麦が輝くようで、瞳は母親譲りの深い青。
海の近いその街ではまるで朝日に揺れる海のようだと評判だった。
明るく活発でいて心優しい息子を両親や使用人達は溺愛しており、街の人々からみても彼らは仲睦ま
Tales of Stardust -プロローグ-
太陽と月の代わりに星が輝く世界。
人々からステラと呼ばれる世界には大きく分けて人族と魔法族、動植物、魔物の四種が居た。
人族と魔法生物族の国はそれぞれ三国づつに分けられ、大きな争いもなく平和に過ごしている。
全ての生きとし生けるものの光の源となる恒星はこの世界で唯一の信仰対象である。
恒星は昼間に光るアメティスト、夜に光るラピスと名前が分けられており二柱で一柱の神として信仰されている。
この世界