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第4回 くらがく(親友と友達の違いについて)

親友と友達との違いは何でしょうか?毎日一緒に遊んでいるあの子は友達なのか。それとも親友?私は親友だと思っているけど、あの子が私のことをどう思っているのか気になります。もしかしたら私には親友と呼べる人はいないのかもしれません。そのようなことを考えるために、今回のくらがくを開催しました。

講師は就活中の学生

今回の講師は、くらがくスタッフの古賀樹里(こが じゅり)さん。岡山県内の短大に通う就活中の大学生です。趣味は、お菓子作りやゲームで、最近は環境にも興味を持つようになりました。地球に優しい行動や生活を調査して、自身できることを実践しているそうです。

テーマ選定理由

「親友と友達とは何か?」をテーマに選んだきっかけは、ある企業で面接を受けたときの質問にあります。面接官に「親友と友達はいますか」と聞かれたときに、古賀さんは上手く答えられずに悩んだそうです。古賀さんは過去を振り返り、中学生時代に周囲の人との友達の定義に違いがあったことを思い出しました。また、コロナ禍で友達と出会う機会が減ったこともあり、今一度親友や友達について考えたいと思ったそうです。多くの人の意見を聞きたいと思い、くらがくのテーマとして取り上げたと話してくれました。

親友・友達とは何か

古賀さんは親友と友達の定義について、一般的にどのように定義されているかが気になり、インターネットで調べてみました。

親友:互いに心を許し合っている友。特に親しい友。
友達:互いに心を許し合って、対等に交わっている人。
                         (引用:goo辞書)

ここから分かるように、分かりやすいような大きな違いはなく、書かれている内容だけでは理解することができません。
したがって、インターネットに書かれている内容だけでなく古賀さん自身が親友と友達の境界線について考えました。

■親友と友達の境界性
 ・過ごした年月の違い
 ・沈黙が気になるかどうか
 ・本音を言い合える関係性かどうか

また、親友や友達との関係性を考えるために、生涯にどれぐらいの人と関わるかを調べました。第4回「親友と友達の違いについて」.pptx

(講師のスライドより)

人生80年とすると、何らかの接点を持つ人は30,000人で、そのうち親友と呼べる人は約3人。出会った人数のわずか0.01%であることが分かったのです。この結果には、参加者が全員が驚いていました。

参加者からの意見

参加者同士の共有の時間では、「あなたにとって親友とはどんな人?」というテーマで話をしました。

「あなたにとって親友とはどんな人」
・連絡を早く返したくなる人(恋人に近しい存在)
・連絡を適当に返しても、理解してくれ人
・どんな話でもできる人
などの意見が出てきました。

参加者の感想

今回、くらがくに参加してくださった方より以下の感想を頂きました。

”コロナ禍の中、誰かと一緒に過ごす時間が減ってきています。学校にも行くことができず、友達を作る機会が減りました。だからこそ、今回のテーマはより深く親友と友達との違いを考えることで今後に活きる大きなまなびになりました。”

最後に

私たちは当たり前のように誰かと同じ場所で同じ時間を過ごします。しかし、世の中の状況の変化により、ひとりで過ごす時間が増えてきました。人間、ひとりで過ごす時間が増えると、今まで当たり前のように誰かと一緒に過ごした時間や関係性を考えてしまいます。古賀さんのように、親友と友達との違いも分からなくなってくるひともきっといるはず。だからこそ、モヤモヤとしたモノに対して、自分なりの答えを人は探したくなります。ただ、答えは一つではないのかもしれない。くらがくは、どんなテーマでもくらがくに参加した人達と考えることができます。100%正解の答えは見つからなくても、きっと自分なりの答えが見つかる。白黒ではない、グレーな答えも認め合うことが、くらがくの魅力です。(編集:K)

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