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【代表対談】創業10年の節目で社長交代へ、クラダシが目指すソーシャルグッドカンパニーのこれから

クラダシは間もなく創業10周年を迎えます。

2014年の創業以来、ソーシャルグッドカンパニーとして、あえてビジネスの力で課題解決に取り組むことで持続可能な社会の実現を目指して事業を展開してきました。

2024年7月1日に、10年にわたって代表取締役社長を務めた関藤竜也に代わり、取締役執行役員CEOの河村晃平が新社長に就任しました。関藤は代表取締役会長に就任し、引き続きクラダシをリードしていきます。

新社長の河村と創業者の関藤が、2人の出会いや今回の社長交代の背景、そしてクラダシが目指してきた「ソーシャルグッドカンパニー」のこれまでとこれからについて語りました。


社会課題は常に変化している。
会社を設立した時からいずれバトンは渡したいと思っていた。


関藤:具体的なタイミングは別として、クラダシ創業の時からいつかは誰かに社長を譲る時が来ることは漠然と考えていました。

具体的にいつから考えだしたかというと、特にこの2年間。河村がジョインしてくれて5年ほどになりますが、昨年の上場などもあり、いつまで僕が社長をやるかを具体的に考えるようになっていきました。

僕が考えるソーシャルビジネスの中では、社会課題はどんどん変化をしていくもの。つまり、現場を常に時代や社会の変化にあわせて最高のコンサルができる状態にしておくことがベストだと思っています。

どのタイミングで社長を継承するかは、創業社長の存在が大きかったりと頭を悩ませる会社も多いと思いますが、我々の目指すミッション、ビジョンの達成や非連続な成長を実現していくためには、より早期に次世代に経営を継承していく必要があると考え、このタイミングがいいかなと。


バックキャスティング思考で常に未来を考える。いま、河村にバトンを渡す理由。

関藤:河村との馴れ初めを話すと、当時は河村がまだ豊田通商にいたころで、だいぶ前です。いずれバトンを渡すなら「河村晃平」がいいと常々思っていました。

クラダシはこの7月で創業から10年を迎えますが、バックキャスティング的な考えで、SDGsが始まる2014年に僕はクラダシを創業をしているんだけど、河村とはそれより前に中国で知り合っていて、あの時河村はいくつだった?

河村:たしか28歳か、29歳くらいでしたかね。

関藤:当時の河村の第一印象は「超ビジネスマン」。10数名いる食事会で出会ったんだけども、ビジネスセンスがすごいなという印象が残っていました。

それからしばらくして日本に帰ってきて、河村から知人をクラダシに紹介したいと連絡をもらったのが再会のきっかけだったかな。当時の僕は、クラダシの経営が安定してきたことで上場を見据えたフェーズに移行したいと考えていたので、クラダシで一緒に上場を目指さないかと河村を誘ったんですよ。

翌日、河村が出張先の神戸から東京に戻るというので、品川の高輪口に帰ってくるのをずっと待っていて(笑)数時間後に彼が帰ってきて、そこで「決めた?」って聞いたんですよ。そしたら河村が「はい、決めました」って即決で、その場で入社を決めてくれた。

河村:エスカレーターを下りたら関藤さんが待っていて(笑)

関藤:クラダシに入社しないかという話を夜にして、その翌日に入社を決めている。転職は人生の中でも大きな意思決定だと思うし、その決定に対してこちらも責任が発生する。大きな想いを受け取ったなと。

常に遠い未来を見据えていること、そこに向かおうとすること。この5年間、河村とは常に同じ想いやビジョンを持ってクラダシを推進してきた。だから、バトンを渡すなら河村しかいないなと感じました。

創業者からバトンを受け継ぐ。そこに葛藤はなかったのか?

河村:葛藤はありましたよ。関藤さんはキャラが強いから。

関藤:なんでやねん(笑)

河村:この5年でもすごく大変だったのに、これからもっと大変なことをやるのかという自分の気持ちの葛藤はもちろんあったんですが、当時関藤さんに誘っていただいて、即答で入社決めた背景には、ソーシャルグッドカンパニーというビジネスモデル(※)の魅力がありました。それは今も昔も変わらないです。

今は前しか見ていないです。

3年で売上100億というコミットメントを掲げている中で、当初の想いは変わらずに、こんな素晴らしいビジネスモデルを世の中に広げられる面白さを楽しんでいきたいと思っています。

(※)
クラダシのビジネスモデルは、自分たちの頑張りがビジネスの拡大と社会貢献の両輪を大きくすることができるというモデル

関藤:僕は新しい組織に期待しかない。ワクワクの方が強いです。色々な方から「社長交代は早くないですか」とか聞かれるんじゃないかなど、想定はしてるんですが、全てポジティブに捉えての決断なので、ワクワクしかないかなと。クラダシを辞めるわけではないので。
あと組織を若い世代にリフレッシュすることは、とても大事だと思っているし、河村も含めて若い人にどんどんチャンスを与えられる会社でありたいと思っています。

創業者の想いを承継し新体制へ。それぞれの想いとは?

河村:今回関藤さんからバトンを受け取るうえで、想いの承継なくして事業の成果はないということで、2つのことにコミットしたいと思っています。

まず1つ目は、創業者の想いの承継です。企業・事業は、ヒトの想いがすべてです。関藤さんの原体験である阪神淡路大震災での被災経験や中国駐在中に感じた食品の大量生産・大量廃棄という社会課題を、ビジネスの力で解決するという熱い想いを承継していきます。

先ほどの関藤さんのお話の通り、関藤さんと出会ったのは中国駐在中のことですが、その5年後にはともに社会性・環境性・経済性の三方良しのビジネスモデルを大きくしていこうと決めました。その想いは当時から今も変わらず、クラダシのミッションであるソーシャルグッドカンパニーでありつづけることに全力を尽くし、世の中の社会課題を解決するため、あえてビジネスの力で取り組むという姿勢を貫いていきます。

2つ目は、事業成長へのコミットです。第二創業の気持ちでこの事業のバトンを受け取るわけですが、歴史の中には事業成長を実現した多くの企業や経営者が存在します。クラダシがゴーイング・コンサーン(継続企業の前提)で成長する中で、振り返った時の成長期の礎となるひと時代を築いていきます。5年後、10年後には時価総額500億円、1000億円と、日本・世界を代表するソーシャルカンパニーになることにコミットします。

会社は生き物のように変化していきます。大切な想いは変化させず、時代に沿う形で会社・事業を変化させつづけ、何世代にもわたって成長しつづける仕組み・システムを構築していきたいと考えています。

関藤:代表が2人という意味ではこれまでと変わらない部分もあるし、河村とは想いは同じ。これからも引き続き、クラダシはワンチームで進んでいきたい。

これまでは「この指とまれ」で、僕の想いにみんながフォロワーとして集まってくれていた。これからは僕が、河村の率いるチームのフォロワーにまわる。「河村晃平」が率いるクラダシに進化していく。

私たちクラダシが、より社会のための企業として存続していくためには、新しい次世代のリーダーを盛り立てて、クラダシが掲げるミッションやビジョンの実現に向けて進んでいってほしいと願っていますし、僕も会長職として伴走し双方の強みを活かし成長を加速させていければと思います。

7月1日より社内カンパニー制導入へ。新社長が目指す姿は。

河村:先ほど申し上げた2つのコミットメントからぶれずに、結果として、3年で100億の売上を達成できる組織にしたいと思っています。その手段は、会社のみんなと脳みそに汗をかいて、引きちぎれるくらい考えて実行していきたいと思っています。

また、7月1日より社内カンパニー制を導入し、新たに執行役員2名を選出しました。事業の成長と複線化を加速させていきたいと考えています。

クラダシ新体制

クラダシが中期戦略のテーマとして掲げている「みんなトクするフードロス削減のインフラに」の実現に向け、主軸のECに加え、新たにブランドソリューション、サプライチェーンソリューション、ロジスティクスソリューションとカンパニーを4つに分けることで、食品サプライチェーンにおける機能拡張と新規事業の創出にコミットし、この業界において必要不可欠なインフラになることを目指していきます。

※プレスリリースはこちら

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