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『スキーマ療法』やってみた~レッスン2相談できる人を探しましょう~

レッスン2では自分を取り巻く「サポートネットワーク」に思いを巡らせ、外在化をするワークに取り組みます。

こちらが僕が作成した「サポートネットワーク」です。

くっぺのサポートネットワーク

レッスン2の要約・作成したもの

今回は
①あいさつやちょっとした話ができる人を探す
②いざとなったら助けてくれる人や機関を探す
③自分を中心にサポートネットワークを書いてみる

が主な取り組みになります。紙に書いて「外在化」がんばりましょう。

あいさつやちょっとした話ができる人は、例えば「スタバの店員さん」「図書館の職員さん」「ウォーキングコースの犬」などです。ささいな関わりだなと思っても、含めてもいいそうです。

いざとなったら助けてくれる人や機関は、例えば「主治医の先生」「大学の友人」「Twitterの人達」などです。

そして、自分を中心に助けてくれる人やモノを書いたのが最初の図です。

こうやって書くと、ただ箇条書きをするよりも、「自分はいろんな人に支えられている」「ひとりじゃないんだな」と思えます。けっこう効果があるので、試してみるのをオススメします。

「自立とは依存先を増やすこと」という言葉はTwitterで生まれた名言のひとつ。自分には依存先がいくつもあるんだと確認する作業、やっておいて損はないです。

上手に人に頼ろう

スキーマ療法に取り組むときの僕は「自分で自分をケアできるようになるんだ!」と意気込んでいました。でもレッスン2ではいきなり「人に頼りましょう」と言われます。ちょっと意外だったんですよね。

自分で自分をケアをする。それはもちろん大事。でも、人は誰かをケアし、誰かにケアされるもの。自分にはどれだけ味方がいるのか、ピンチのときに頼れるのは誰か。「生きづらさ」を小さくするためにも、まずは上手に人に頼りましょう…というのがレッスン2の趣旨です。

孤独はメンタルにとって大きなリスクだから。

でも、知ってます。

メンタルダウンすると人は自分から孤独に向かってしまうことを。

僕は一時期、「自分は失敗してしまった」という思いから、同僚はもちろん、大学の友人とも連絡を取れなくなりました。人が怖くなってしまい、人との関係を自ら断ってしまったのです。

もしかしたら、今このnoteを読んでいる方の中にも、同じような状況の人がいるかもしれません。

そこに配慮する意図があるのか、ワークブックでは「あいさつやちょっとした話ができる人を探すこと」から始めるようになっています。

最初に書いたように、スタバの店員さんやウォーキングコースの犬、なんでもいいんです。家族と主治医以外の小さな繋がりを確認するだけでも、ひとりじゃないと思えます。

僕はこのワークに取り組んでから、相談しても大丈夫そうな大学の友人に連絡をしてみました。「15分だけ電話していい?」と言って話しました。勇気が必要でしたが、大事な一歩目でした。

おわりに

人に助けを求めるのが苦手だという人に向けて、著者の伊藤さんが「誰かに相談したり助けを求めたりするときのコツ6つ」を挙げています。非常に参考になるので、引用します。

1)何に困っているのか、どんな助けが欲しいのか、ということを予めメモをしておく。
2)一回の相談につき、相談事は一つに絞る。一度に多くを相談しすぎない。
3)時間を区切る。「30分できりあげる」とか、自分の中で時間を決めておく。
4)結果や効果にこだわらず、助けを求めようとした自分をほめる。
5)結果や効果にこだわらず、「相談に乗ってくれる相手がいた」という事実を確認する。
6)助けを求める行動は粘り強く続ける。一回であきらめない。

『スキーマ療法ワークブックBOOK1』p27より

「結果や効果にこだわらず、助けを求めようとした自分をほめる」ってめっちゃ大事だと思います。

今の自分は助けが必要なんだと思う人はぜひ、上手に他者に頼るクセをつけてみてほしいです。

今日はレッスン2について書きました。次回はレッスン3~上手に自分を助けましょう~についてまとめます。

生きづらさ、減らしていきましょう。

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