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『「本当の自分」がわかる心理学』は納得感があった。「書く習慣」1ヶ月チャレンジDay15

今日は「誰かにオススメしたい本」というテーマで書きます。

自分がオススメしたい本は、シュテファニー・シュタールさんの『「本当の自分」がわかる心理学』です。

軽く自己紹介すると、30代男性、教員です。メンタルダウンを経験して、3年間休職しました。その後復職し、「5年後も笑って働く」を目標にやってます。よろしくお願いします。


この本をざっくりまとめると

心の中にいるのは、「大人の自分」「傷ついた内なる子ども(影子)」「陽気な内なる子ども(日向子)」の3つ

人生や人間関係がうまくいかないのは「傷ついた影子が主な理由」なので、影子の話を聞いて、よい戦略を取りましょう

陽気な日向子モードで人生を楽しむのがおすすめですよ

という感じです。

生きづらさを抱えている人、素人だけど心理学を興味を持っている人、人生を上向きにしたい人にオススメの一冊です。

この本の1番のポイント

人間生活と人生設計において私たちを苦しめているのは、ネガティブな信念自体ではなく、その信念に対抗するために自ら選んだ防衛戦略だといえます。私たちが抱える問題の大半は、私たちの自己防衛から生まれているのです。
p119

これ!ホントそうだよね!ってなりました。

どういうことが説明します。

例えば、ある人が「自分は愛される価値がない」というネガティブな信念を持っているとします。

この人は、そのために人との交流を避け、親密な関係を持たないようにします(防衛戦略)

こうした防衛戦略によって生じた孤独が、その人の問題の核心だそうです。

自分の場合に置き換えてみます。

僕は、「ありのままの自分では見捨てられてしまう」というネガティブな信念を持っています。

そのために「完璧主義で、人一倍努力するようにする」という防衛戦略をとります。

この防衛戦略によって、働き過ぎを引き起こしてしまい、メンタルダウンして休職しました。

この本の主張は、ネガティブな信念を書き換えるよりも、自分の「防衛戦略」のほうを見直そうねという内容です。

人を避けて孤独になるとか、完璧者で働きすぎるとか、そういう不幸の原因を取り除こうというわけです。

ネガティブな信念などは傷ついた内なる子ども(影子)が生み出しているので、彼とどう対話すればいいか、具体的な対策が書かれています。

幼少期に作られた信念を変えるのって難しいですからねー。

僕はこれまで、『スキーマ療法ワークブック』に取り組み、自衛隊カウンセラーの下園さんの本をも読み漁りましたが、だいたい似たようなことが書いてありました。

完璧主義な自分は、見直した方がいい。でも、それは昔の自分を助けてくれた。確実に救ってくれた。ただ、大人として柔軟に生きていくためには、工夫と改善が必要だというお話。

僕のnoteで何度か書いている話ですね。今の自分はこの辺に問題意識を持っています。

「大人の自分」と「傷ついた内なる子ども(影子)」で対話して、防衛戦略に代わる黄金戦略を作っていこう!というのは、素人にも納得感があります。

個人的も取り組みやすい内容なんじゃないかと思います。

また「陽気な内なる子ども(日向子)」は誰の内側にもいて

・自分の人生を楽しむ
・柔軟性がある
・自分の意見を言う勇気がある
・私は十分である
・私は「ノー」と言える
・私は歓迎されている
巻末

などの資質を持っています。

しかし、人生がうまくいかない時は、日向子を見失ってしまう。

影子の対応に追われて、疲弊する大人の自分がいる感じ。

でも、影子の声を聞きつつ、日向子の存在を意識して、コツコツできることを実践していけば

人間関係は改善し、人生が少しだけマシになっていくのだと思います。


今日は『「本当の自分」がわかる心理学』はオススメだよという記事を書きました。

「書く習慣」1ヶ月プログラム15日目を終えました!ようやく折り返しです。

残り15日もコツコツ書いて、自分、そしてみなさんとの対話を繰り返していきたいです。

おわり。

関連するnoteはこちら。

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