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ぼくらの会社10周年「MOONSHOT-1000日計画-」

こんにちは、藤原です。
今回はぼくたちの会社“株式会社MOONSHOT”の話をさせて下さい。
KUONとはちょっと違うので興味のない方は読み飛ばして下さい(本音は読んで欲しい!)

令和4年4月5日で、当社も会社設立10周年を迎えることができました!
今日が4月15日なのですが、その間なにがあったかというと、、、お察しください。

大事な記念日に私、流行病で隔離期間中でございました。
おかげさまで今はまた元気もりもりです。

さてさて、10年です。
どうしましょうか。
数字だけで全然実感がないです。

今までKUON立ち上げの経緯などで、会社の成り立ちについても少し書いた事がありますが、もっと手前、ほんとのほんとのきっかけは2005年頃、当時の職場で、ブログを書こうと思い、職場のブログを開設する前に、まずは自分で書いてみようと個人ブログを始めたのがすべてのはじまりでした。

当時は家と職場の往復だけで、特に刺激もない毎日でブログに書くこともなく、とりあえず好きな洋服をデジカメで撮ってアップをしていました。それが、当時はそんなことをしている人が少なくて、気づけば人気ファッションブロガーに。

今で言えば、とりあえずはじめたインスタが人気になっちゃた。みたいな感じです。

最盛期は1日20,000pvくらいあった記憶があります。
2010年頃にはzineも発行したり、元祖インフルエンサーでしょうか笑

念zine vol.01

そこから見事に勘違いをして、1sin(イッシン)という自分がデザイナーのブランドをはじめ、帽子3型を手売りして全国を回り、そこからはもうなんというか怒涛の毎日で、気づけば10年経っていました。

というのが正直なところです。本当にそんな感じです。

たまに受ける取材では、それなりに理想やカッコいいことを創業者、社長というパブリックな立場では語ることはありますが。

ここだけの話「運と勢い」だけです。

でも、一つ言えることは、勘違いでも「はじめる」ということは素晴らしいことです。

勘違いからはじまったこの物語で、世界に出ることができて、世界中に知り合いができて、好きなファッションでご飯が食べれるなんて人生は面白いですね。

KUONをはじめるまでは、ぼく一人の会社でしたが、そこにデザイナーとして石橋君が入り、そのあとは徐々に人が増えて、いまではけっこうな人数になりました。

今では欠かすことのできない戦力の大塚君も最初はインターンでした。扁桃腺が弱くて直ぐ休んでいたのが今では信じられん!

KUONディレクターの畠山さんは、KUONがはじめて海外で展示会をした際に、同じ会場で他のブランドの営業をしていて、その時のご縁がきっかけで今に至ります。
大きな軍物のバックパック一つで海外を飛び回る頼りになるタフガイ。
他のKUONチームのメンバーもだいたい何かご縁がある人がほとんどです。

KUONをはじめた頃はオフィスがなくて、ぼくは兼業している仕事のオフィスで、石橋君は自宅で仕事をしていました。

サンプルを置くところがなく、石橋家にはご迷惑をお掛けしました。

2015年9月にKUONのインスタアカウントを開設して、翌日に海外の有名ショップからの問い合わせが来た時にはとっても興奮しました。
僕はネガティブマインドで、石橋君はポジティブ、展示会前に僕はいつも不眠になるけど、彼は「藤原さん、夢で外まで並びでてました!」って。

インスタKUON初投稿

そこからはニューヨークの老舗ショールームと契約し、直営店舗もオープン、海外のファッションウィークで発表することができるようになりました。

会社としても「デザインによる社会的課題の解決」を理念に、SDGsやサスティナブルな分野でも注目されるようにもなりました。

ここ数年は関わる人も増え、ぼく自身はコンサルティングなどの仕事依頼もあったりと、表向きは「アパレルビジネスの経営者」として立ち振る舞うことも増えてきました。

石橋君も新人デザイナーから、世界を舞台にするデザイナーとして取材される様になってきました。なんと今年からはCFDA Fashion Awardの投票権も有する様になりました。

そして迎えた10周年。





違う 違う そうじゃ
そうじゃない

鈴木雅之 作詞 朝水彼方

ぼくらは「運と勢い」だけ、だったはず。

1sinでは展示会という言葉も知らず、飛び込み手売り営業からはじめたはず。

KUONを立ち上げる前に石橋君と決めたのは、「自分たちが最高と思える素材で、圧倒的にかっこいい服をつくろう」だったはず。

もちろんこの10年で得たものは計り知れなくて、それがあるから今がある。
もう1度最初からやれと言われても絶対無理。

でも、こう沸沸と自分の中で、もう一度、改めて原点に返って、何かできるんじゃないかって。

そもそも、ぼくたちの会社、MOONSHOT(ムーンショット)の社名の由来は、ジョン・F・ケネディ大統領が1961年にアポロ計画を発表し、人類を月面着陸させるという前代未聞の挑戦を有言実行したことから、

アメリカ合衆国第35代大統領 ジョン・F・ケネディ

前人未踏でとても困難だけど、達成することでとてつもない大きな成果をもたらす、壮大な計画や挑戦のことを意味するムーンショット計画からきています。

まだ、ぜんぜん、ムーンショットしていない!

そこで、思いつきました。
「MOONSHOT- 1000日計画-」

ぼくが尊敬し、愛してやまない、ミスタープロ野球「長嶋茂雄」氏が、かの現代最高のホームランバッターの一人、ゴジラ「松井秀喜」氏を、プロ野球界を代表する4番バッターに育てるための計画が「松井秀喜 1000日計画」

これにちなんで。
初心に立ち返り、ファッション業界の真の4番バッターになるために。

「MOONSHOT-1000日計画-」

まずは、ぼく自身が初心に戻るべく、ぼく自身がデザイナーをした1sin(イッシン)をブランド名を新たに再起動します。

1sin改「3sin」
そう、サンシン。

会社ににおいて今のぼくの立場は監督です。
ムーンショットをするために、時にはバント、スクイズ、申告敬遠だってします。

しかし、本来は「運と勢い」だけの男。
自分のブランドにおいては「すべて全力フルスイング」でありたいと。
40歳を超えたからこその「フルスイングisマイライフ」
ロゴデザインは1sinと同じく、小山田さん。

決意を新たに、ぼくをファッション世界への導いてくれた、
”師匠”市之瀬さんと早朝5時から多摩川河川敷グラウンドで特訓をしてきました。

復活1stアイテムはフーディ。
1sinではじめてつくったウェアもフーディです。
"3sin復活&MOONSHOT 10周年記念アイテム"
なんと、デザイナー藤原、パタンナー石橋です!

詳しくはオンラインストアをご覧いただきたいのですが
数年ぶりに石橋君と一緒にものづくりをしました。
やっぱり、彼すごいんですよね、
昼に「バシ、パーカーつくりたいから打ち合わせしよう」
ってところから、その日の夜にはサンプルができてました。

KUON Flagship Storeにサンプル(Lサイズ)がありますので、気になる方は店頭にてご試着ください(店頭には出ていませんのでお声がけください)。
帽子も随時投入します!
皆さま、ぜひオーダーしてください!

3sinの売り上げは次の商品企画に注ぎ込んで、わらしべ長者の如く面白いことをしていこうと思います。

そして、これをスタートに、会社も1000日計画で巨人の星となるべく邁進していきます。

グッと構えて、ガッとして、バッといって、ガーンって打つ。
気持ちを新たに、これからもワクワク、ドキドキすることにトライしていきたいと思います。

最後に改めまして。

弊社は令和4年4月5日をもって設立10周年を迎えることとなりました。
これもひとえに皆様のご支援あってのこと、心より感謝しております。

いつも私たちの洋服を販売してくださるお取引先様
いつも私たちの物づくりを支えてくれている関係者の皆様
いつも私たちの作る物を楽しみにしてくれているお客様

私たちの今があるのは皆様のおかげです。

私たちはこれからも真摯に、そして運と勢いで、これまで以上に邁進してまいります。
今後ともこれまで同様のご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。

令和4年4月15日
株式会社MOONSHOT
代表取締役 藤原 新

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