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ドラマ「女王の教室」【感想】いまだに忘れられない阿久津真矢先生の存在感

今回Tverで放送されていたので、久しぶりに見てみた本作。

ほかの学校モノのドラマと見比べても、真矢先生の圧倒的な存在感はやっぱり揺るがなかった。

生徒たちにとってはとても、とても厳しい先生。
下手したら生徒に「いじめ」に思われるほどの厳しさ。
(実際には教育委員会とやらにそう受け取られてしまった)

彼女の厳しさの中にある底知れない生徒たちへの思い(愛というにはまた違う、ひとことで言えない思い)が彼女をそうさせていたのだ・・・けども、生徒たちや先生たちにそれが伝わるのは最後の10話から最終話あたりになってから。

ドラマが初めて放送された当時も衝撃を受けた先生だとは思うが、今実際に放送(配信ではなく)されたらどうだろうか。そもそも、もしかしたら放送もできないかもしれない。それだけ、批判を受けやすくなっている世の中になってしまってると思う。(と言っても暴力教師ではない)

それでも、こうして配信という形で見れるのが嬉しかった。
真矢先生に会えたのが嬉しかった。彼女はじぶんにとってもそんな先生だ。

果たして、こんな先生が今の世の中に存在しているだろうか、といえばやっぱり今だってそんな先生はいないだろう。いたら教えてほしいくらい稀有過ぎる先生だ。(尊敬できる、あるいは大好きな先生っていう意味ではいると思う)

もちろん、真矢先生のように黒服を来て無表情に厳しくやる必要なんてない。だけど、そこまでストイックなほど徹底していなくとも、「本当のこと」をちゃんと言ってくれる先生がいてくれたらな、とは思う。それは先生ではなくてもいい、親でもいい。身近な大人でもいい。

今の子供たちにはいるだろうか。いてくれたらそれだけでかなり違うことになると思う。

そして、そんな大人になりたい。きっと現時点ではなれてはいない。そう考えると落ち込んでしまうけど、そんな暇があるなら今やるべきことをやりなさい、とか言われそう。

だから、そんな大人、いや人間になれるようじぶんでしっかり考えて前に進んでいきたい、そう思った。

なんて大風呂敷を広げたことを書いてみたけど、ドラマとしてもすごく面白い。何度見てもぐいぐい引き込まれてしまう。

時に理不尽な場面もあるけれど、子役時代の志田未来さんが演じた和美の持ち前の明るさで乗り切っていくのが見てて清々しかった。

ほかにもドラマ「Q10」にも出演してた福田麻由子さんなど今も活躍している役者さんの過去の活躍が見れたのも楽しかった。

天海祐希さんは言わずもがなで、個性的な役者さんも揃ってて、そういう意味でも見応えあったなと思う。

今回でいったん「女王の教室」は見納めだけど、また彼女たちに会えるのを楽しみにしています。





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