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「彼女いない歴が年の数ですが何か?」

「彼女いない歴が年の数」と聞いて、人は何を想像するだろうか。

”生まれてから一度も彼女ができなかった人(彼女が欲しいとは思いながらも)”と想像するのが大半かもしれない。

でも、あえて彼女を作ってないとしたら?
そんな人がいるわけないじゃんとか思う人がいるなら、逆になんで?と尋ねたい。

ひとりでいるのが一番好きだって人もいるかもしれない。
もしかしたら、彼氏ならいた(いる)のかもしれない。
ほかにも想像には及ばない理由があるかもしれない。

かつて、仕事場の人にこんな感じのことを聞かれたことがあった。
休みの日に何してるの?なんて他愛のない世間話だったような気がする。

その流れで
「休みの日に彼女と遊びに行ったりとかしないの?」
とか聞かれたことがあった。

実際、彼女がいなかったじぶんがなんて答えたかは想像におまかせ。

ただ、こんななにげなく聞いたであろうことで多かれ少なかれ傷ついたりすることもあるのだ。そして、傷付けたことにも気付かないし、言われた側もそのことを言えないことが多い。

多くの人にとっての「ふつう」のことが、少ない方の人にとっては「ふつう」じゃないことは気付けばいくらでもまわりにある。あることでは多い方に属してても、ほかのことでは少ない方に属していることもある。もちろん、その逆のことも。

だから、何かそういったことで個人的なことに関わりそうなこと(それがどんなになにげないことでも)を聞いたり、あるいは言ったり書いたりすることがあるなら、一度心を立ち止まらせて想像するように心がけていきたい。

じぶんの場合は直接聞いたり言ったりすることはほとんどないが、Twitterなりnoteなりで細々とでも発信することはあるから常に気を付けていきたい。

とはいえ、想像しようと思える事柄ならまだいい。でも、自覚なく「普通」やら「常識」やらに囚われてると想像しようとすら思わないだろう。だから、そういうことをなるべく減らすためにも、いろんな人の考え方に触れたり、あるいは実際に話をしたり、聞いたりしていきたい。Twitterなり何なりはそのために続けてる部分もあるから、せっかくならもっと活用していきたい。

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久遠さつき
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