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Pepperに燻製屋の未来を重ねてみる

南保家、はま寿司へ行く

この前小樽の「はま寿司」に家族で行ったんです。

お店に入るなり、「受け付けはPepper君でお願いします!」とのこと。

●店頭にはPepperが立っていて、胸元のタッチパネルで操作する。


●上部にあるデジタル掲示板に空席待ち状況が表示される。

●順番がくると店員さんではないPepperの声で呼び出され、番号が書かれた券を受け取って座席に行く。

●注文はタッチパネルで行い、注文したお寿司や食べ物は音楽とともにテーブルに高速レーンで「シューッ!」とやってくる。(最近タッチパネルで注文するお店って多いですよね。)

●飲み物は店員さんが運んでくる。あとは困ったときと、会計の時にボタンを押すと店員さんがやってくる。それ以外は定員さんの出番は無い様子。

●回転寿司屋によくある「会計時にお皿を数える」というのが無い。注文データがレジに直結しているのですぐお会計できる。

というように完全にデジタル化されていました。

最近の私は自分の働いている環境と重ね合わせたりするんですが、いろいろ考えさせられました。

うちのお店は燻製屋と飲食店含めレジ以外は完全なアナログ

商品作りやパック詰めなども全て手作業です。

「うちのお店にもPepper置くかww」と家族と話したりしました。

なんて冗談ですが、近い未来には本当にそういうのが当たり前になったりするのかもしれないですよね。


燻製屋にPepperを置いたら何をしてもらうか

私の完全なる妄想ですがw

まずはお客さんが来たらすぐさま「いらっしゃいませ」と言ってもらう。

うちのお店はドアチャイム的な機械がついていてお客さんが来ると鳴ります。が、ごくたまに聞こえない時もあるんです。機械の調子や入店のタイミングが合わなかったりして鳴らない事も。そんなときにいいかもしれないですね。

燻製を語らせる

燻製に関すること、商品の知識を検索したり語らせる。これがあると燻製に知識のない新人さんでもレジに立たせることができます。

子どもの暇つぶしになる

うちはお子様連れのお客様も結構いらっしゃいます。よく見かけるのが、子どもが気になってゆっくり燻製を選べないお父さんお母さん。同じ子持ちの私としては「助けてあげたい」のです。Pepperが子ども相手に活躍してくれることで解決しそうです。

ちょっと話題になるかも

町内でPepperがどれだけいるのか調査してみました。結果ゼロ。いや、ソフトバンク店舗にいるんでしょうか。

法人のレンタル料は月5万円くらい。無理ではない金額です。

お店に置いたらきっと話題にはなるでしょうね。メリットもたくさんあるし!

でも・・・。

コミュニケーションとかそういうもの

お店に行ったらロボットが対応してくれて、いやむしろ店員なしでお買い物みたいなのも近い未来実現するとしたら、接客は笑顔でしようとか、商品を作っている人の人柄に触れたりだとか、お客様の表情を見たりだとか、意見を聞いたり相談したり、そういうものが無くなってしまうのかなとか考えてしまいました。

はま寿司の場合は「作っている人の表情が全く見えない状況」でした。はま寿司を悪く言う訳ではありませんが、これが未来の形なんでしょうか。

アナログの良さ

当店の良さは「昔ながらの製法でひとつひとつ手作り」です。

ですが年々食品衛生法が厳しくなり、このままでは「昔ながら」も通用しなくなる時がいつか来るかもしれません。

なんとかこのまま、手作りの良さというものを伝えていけたらなと思っています。

時代の流れに逆らっているような気もしますが、これはこれで良いんじゃないかなあとか考えたりしています。

※こんなことを言っていますがECサイトでの販売はしています。店頭・ECサイト共にクレジットカードももちろん使えます。最低限の「時代の流れ」には乗っているつもりです。


Pepperからの流れでお店の未来のことを考えてしまった、そんな話でした。


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