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No.161/オススメの一冊:ファンをつくる力 デジタルで仕組み化できる2年で25倍増の顧客分析マーケティング

2024.06.09

こんにちは、くのてつです。

自分の読書備忘録も兼ねて、僭越ながら毎週日曜日はオススメの1冊を紹介させていただいています。

今回の1冊はこちら。

⚫︎ファンをつくる力 デジタルで仕組み化できる2年で25倍増の顧客分析マーケティング
⚫︎藤掛 直人 (著)
⚫︎株式会社日経BP

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2022年の9月に購入して読んだ履歴があるので、彼これ2年弱経過してい流のですが、直近に仕事において読み返したくなってさらっと2度目の読了。

2年経っていますが、原理原則はやはり変わらないと感じました。

BリーグやJリーグは地域との結びつきが強いプロスポーツなのはご周知の通りだと思います。

そこには地域戦略のヒントがたくさん隠されているので、その思考の整理を兼ねていくつか抜き出してみます。

ファンをつくるための仕掛け

ファンづくりは仕組み化できるのです。 ファンづくりは3つのプロセスに分解できます。 ①個性の定義と体現 ②体験価値の最大化 ③体験人数の増加

藤掛 直人. ファンをつくる力 デジタルで仕組み化できる、2年で25倍増の顧客分析マーケティング (p.8). 日経BP. Kindle 版.

この3つのプロセスを精度高く実行し実現することができれば、ファンがファンを生み、熱狂が熱狂を生むと書かれてあります。

これだけを見るとバスケに限った話ではなく、どんなスポーツやビジネスにも通ずるものがあるように感じます。

個性を定義して体現

個のブランディングというやつでしょうか。

自分たちは何を届ける何者なのか、が明確になっていなければそもそもファンになってくださる方は存在しません。

誰もが「これと言ったら〇〇」の要素をいかに作っていくのか。

いかに実行、実践できる。

この辺りが問われます。

他人のことは言えませんが、この定義と体現する行動がないと結局は今のレベルを脱却することはありません。

体験価値の最大化

モノからコトへ。

この体験価値は必要不可欠なモノだと思います。

何においてもそうで、自分が携わっている運動指導はこれが顕著ですし、その他の活動においても結局人とのつながりのような要素が問われていると感じます。

とは言え、体験価値とは非常に難しいもので、トライ&エラーの中で見えてくるものでもあります。

関係者、消費者のからインタビューで意見を吸い上げていくことも次に繋げる上で非常に重要ですね。

体験人数の増加

これは大きく2軸で考えられると思いますが、積極的に仕掛けるという点で見れば、個性の定義や体験価値とのシナジーが求められるように思います。

WEBマーケティングなど露出を増やすことはもちろん重要ですが、それ以上に口コミ(紹介)からのアプローチの方が総合的なインパクトは大きいという考えもできますね。

いかに地域の方に認知され、その地域の中で「〇〇のレッスンいいよ」と言ってもらえるポジションを取らなければいけません。

チラシをばら撒けばいい訳ではないし、逆にWEBにお金をかけまくればいい訳でもない。

バランスと思いっきりが必要なんでしょうね。


ここまでは、「はじめに」の序盤も序盤で書かれていることです。

この3つのポイントを掘り下げたり事例を検証したり、そんな面白さがこの本には詰まっていたように思います。

何よりも原理原則の徹底、これ尽きるよな・・・と改めて思考が整理できた一冊でした。

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