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No.91/オススメの一冊:60歳からはやりたい放題(2024.03.31)
こんにちは、くのてつです。
(※名前をクリックいただければプロフィールに遷移します)
自分の読書備忘録も兼ねて、僭越ながら毎週日曜日はオススメの1冊を紹介させていただいています。
今回の1冊はこちら。
和田 秀樹. 60歳からはやりたい放題 (扶桑社BOOKS新書)
![](https://assets.st-note.com/img/1711891398744-aEWMvK4nCP.png?width=800)
最近、いろんなところで和田秀樹さんの名前を見るようになった気がします。
カラーバス効果なのか、世の中が和田さんを必要としているのか。
自分は後者では?と思います。
いろんな健康法が世に出回っていますが、本書の内容はバランスの取れた普遍性のあるものではないかと感じました。
大事な視点だと感じたことをいくつかピックして自分の考えを整理してみます。
小太りの方が長生きする
実際に私が診療する方々を見ても、60代以降の人は、少しぽっちゃりしたくらいの人のほうが、肌ツヤもよく、活動的です。瘦せている人はしわなども目立ち、少しやつれた印象を受けます。無理なダイエットによって低栄養の状態にさらされることのほうが、ずっと健康にはマイナスになるのだと心してください。
これを盾に暴飲暴食したくなりますね(笑)
でも、自分たちが意識していることや信じていることとは逆行する内容と感じる方も多いのではないでしょうか。
実際に、多くの場面で食事制限をはじめ、**制限をしている方に出会います。
とても真面目でいいことのように見えますが、実はストイック過ぎて知らぬ間に自身を追い込んでいる・・・なんてこともあります。
過剰摂取が良くない、ということでほどほどにすればいいのです。
その方がカラダにいいってことですし、それが自然なことだと思いますね。
若返りが老化をストップさせる
自分の見た目が老人らしくなっていくと、その影響を受けて心も老化し、全身の身体機能も老化します。精神神経免疫学という医学分野では、外見を通じて心が若返ると、免疫機能もかなりの精度で若返るとの研究が進んでいます。
自分は敢えてアンチエイジングをする必要はないと思います。
逆らうというよりは、自然に受け入れながらも、ココロは若くあるべきだと考えています。
文質彬彬というように、外面と内面は調和します。
ということは、外面を磨くよりも内面を磨いて若くある方が自然ですね。
内面が若くあればそれは外面に出るわけです。
自分はお笑い芸人の人たちはまさにそれではないかと思っています。
自分より遥かに若い世代でも一緒になって笑っている訳ですから。
自分もココロだけは永遠に20代です。
脳トレよりも「楽しいこと」を
脳トレに代わる認知症予防として、何をすればいいのでしょうか。その一番の対策は「楽しいことをやる」ことだと思っています。楽しいことをやればやるほど、脳にはプラスの刺激が伝わります。
認知症予防に脳トレは効果がない、という研究があるそうです。
よく、ご年配の方の健康教室で脳トレと称していろんな運動をしています。
が、それよりも余程予防につながることがあるよ・・・ってことでしょうか。
本書に書かれている「楽しいこと」が一番の対策、というのは自分もその通りだと考えています。
もう少し突っ込んで言えば、「笑うこと」だと思っています。
笑顔が溢れている時って「楽しい」状態ではないでしょうか。
この時間を作るためには「人とのつながり」が当然のように必要になります。
人と人とがつながりあって楽しい空間を作っていく。
これがこれからの高齢化社会を受け入れていく日本に必要なことではないかと思います。
情報が溢れる昨今、その情報に左右されていろんなストレスを受けてしまいます。
でも人にとっていいことは昔も今も変わらない、普遍性があるものだと思います。
人間らしく幸せに過ごす、それが1番の健康法のような気がします。
自分もそんな奔放な楽しい時間を過ごしていきます!
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