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No.133/オススメの一冊:ウルトラ・ニッチ――小さく始めろ!ニッチを攻めろ!

2024.05.12

こんにちは、くのてつです。

自分の読書備忘録も兼ねて、僭越ながら毎週日曜日はオススメの1冊を紹介させていただいています。

今回の1冊はこちら。

⚫︎ウルトラ・ニッチ――小さく始めろ!ニッチを攻めろ!
⚫︎浜田 寿人 (著)
⚫︎ダイヤモンド社

※ご興味のある場合は画像をクリックしてください

著書はWAGYUMAFIAの浜田寿人さんの本です。

WAGYUMAFIAは知っていたものの、やられている方が浜田さんという方なんだ・・・レベルで存じ上げませんでした。

堀江さんがやられているイメージが強かったのですが、本書を読むと浜田さんの手腕は非常に勉強になりました。

実はギラついて見えたり、イケイケなイメージがあって(もちろんお会いしたことはありませんが)苦手意識があるのですが、非常に納得できるものでした。

自分なりに感じたこと、考えたことをエッセンスを抜き出して整理してみます。

誰に何を届けるの何者なのか?

英語でよく使われる言葉でいえば、「タグをはっきりさせる」ということ。あなたは何者なのか、より強い言葉で相手に伝えられるかどうか。それが、とても大事になってくるのです。そのためにも有効なのが、「絞り込む」ということです。

浜田 寿人. ウルトラ・ニッチ――小さく始めろ!ニッチを攻めろ! (p.133). ダイヤモンド社. Kindle 版.

ここではタグをはっきりさせると表現されていますが、商売をやる上で基礎的なことであると思います。

しかし、意外とこの点は見過ごされていたりします。

特に企業にいると目的が手段となってしまうシーンが往々にしてあるため、よりこの部分に立ち返ることが求められると感じあmす。

そもそも自分たちは誰のために存在しているのか。

自分たちは何を届けようとしているのか。

昨今、パーパス経営、ミッション・ビジョン・バリューという言葉を耳にする機会が増えましたが、まさにそれですよね。

根幹にあるべき自分たちの強みを理解する、立ち返ることが不可欠だということでしょう。

まずは目の前の1人に本物の喜びを届ける

これからは規模の経済を追う流れは弱まり、よりパーソナルな方向へと移行していきます。そこにフォーカスしていけば、ビジネスチャンスは大きく広がっていくと思うのです。

浜田 寿人. ウルトラ・ニッチ――小さく始めろ!ニッチを攻めろ! (p.50). ダイヤモンド社. Kindle 版.


この点はコロナ禍による社会構造の変化で、大衆まで理解できるレベルで広がった見方ではないかと思います。

誰もがモノからコトの消費、なんて口にするようになりましたし、理解は進んでいるようにも感じます。

一方で実践できているかといえば、YESとは言えないはずです。

規模の視点から抜け出せずにいるのではないか、そう感じることが多いですね。

分かっちゃいるけど、可能性を絞ることにならないか、そうなると売り上げは?・・・のような数字を出してしまう。

もちろん金勘定は重要ですが、その前にあるもっと大切なことを見落としています。

広く多くの人に届けようとするよりも、身近な存在のように1on1の接近戦こそが、チャンスを広げるキーになるということですね。

迷わず行けよ行けば分かるさ


社長業をやっていると、「いつか社長になりたいんです」「いつか起業したいんです」と声をよくかけられました。でも、そういう人で、起業した人は見たことがありません。やる人は、すぐにやってしまう。そういう人たちは悩む暇などありません、すぐに行動に移してから考えていく人たちが伸びていく時代です。

浜田 寿人. ウルトラ・ニッチ――小さく始めろ!ニッチを攻めろ! (p.286). ダイヤモンド社. Kindle 版.


結局、口ばかりで行動しない人が9割ということでしょうか。

これは自分も含め心当たりがあります。

自分の知人の経営者の方々を見ていると、「すぐやる」ことの重要性がよく分かります。

一様に「バイタリティ」に溢れていて「スピード感」が抜群にいいですからね・・・だからうまくいくんだ、と納得できるレベルですよ。

失礼ながら凡人であっても、この量と質を担保している人はうまくいっているので、ここに本質、原理原則があるように感じます。

しのごの言わずに「まずやれ」ということですね。


おそらく大抵の場合で、商売は弱者の戦略を取らざるを得ません。

ランチェスター戦略でいう、局地戦、接近戦にこそ勝ち筋を見出せる。

つい効率という言葉を盾に、泥臭いこと、手間をかけることを省いてしまいますが、それをやれる人間が強いですね。

それがよく理解できる1冊でした。

感謝!

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